恐るべき電気の恐怖 今年も2006年UMC代忘年会が会長さん宅で盛大に挙行された。 忘年会も盛り上がって来たころ、人が感電した場合に受けるショックは電圧でなく体内を流れる電流によって違い、その電流値は電気抵抗値に反比例するという話になった。 血中アルコール濃度が高くなってくると普段はなんでもないことが面白おかしくなる。 大の大人が皆でワイワイと参加者全員の人体電気抵抗大測定大会が行われた。 会長さんご愛用のデジタルテスターをお借りし、抵抗測定レンジにしてリード棒を両手でつまんでみた結果は次のとおりである。
電気の技術書によると感電した場合体内に流れる電流と体の状態を関連は概ね次のとおりである。 1mA ビリビリ感じる。 5mA かなりの痛みを感じる。 10mA 絶えられないほどの痛みを感じる。。 20mA 筋肉が硬直し自力離脱ができず呼吸できなくなる。 50mA 短時間でも生命が相当に危険 100mA 致命的な障害を起こす 仮に100ボルトの電圧で感電した場合、各自の体内にはどの程度の電流が流れることになるのだろうか? 体内を流れる電流値はその昔、義務教育で勉強したオームの法則「電流=電圧÷抵抗」を用いて計算する事が出来る。 決して人体と電流計をシリアル接続した回路(?)に電圧を掛けてみたりはしない。 計算結果はこうなった。
感電した場合の危険度は体内を流れる電流値と感電していた時間の積で判断され、一般的には50mA・秒を超えると危険といわれている。 この中で一番電気に弱い体質のcometは100ボルトに39秒触り続けると「チーン」となり、電気に強い体質の「もうさんじ」は30分程度までは大丈夫となった。 念のため一言申し添えるが、これはあくまでも計算上の話であると共に、皮膚表面の湿気状態で人体電気抵抗は大きく変わること、及び体内のどの部分に電流が流れるかで結果は大きく変わってくる。どなたかが試しに実験して希望しない結果が出ても一切の保障には応じかねるので各自の責任において試されたい。 ちなみに、時折ニュースなどで「クレーン車が電線に接触し5万ボルトの高圧電流が流れた」などと放送していると「ボルトは電圧の単位だぞ!高圧電流ってなんだっ?」っと一人で突っ込みを入れているのは私だけではないと思うが如何だろう? comet |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||