プロ用電動工具を買ったのでレビューしてみる


私、設備関係の仕事に携わっていまして。

仕事に使う電動工具は十数年前からバッテリー駆動のものが主流になっています。
数年前からリチウムバッテリーが主流になり、最近は電圧が高いもの(18v〜32v、それまでは14.4vが主流でした)も結構増えてきています。
逆に、低電圧で小型軽量の工具も種類が増えています。

数か月前、材料関係の商社が開催する展示会に行ってきまして。
ほしかった小型の工具を購入しました。

というわけで、今回は。

プロ用電動工具を買ったのでレビュー




プロ用電動工具としての有名なメーカーと言えば、マキタ・日立・パナソニック・ヒルティー・ボッシュでしょうか。
必要な工具は多岐にわたるため、普通はバッテリーが使い廻しできるように同じメーカーでそろえる傾向があります。
私は個人的にパナソニックでそろえています。

で、くだんの展示会で。
そのパナソニックの小型工具に一目ぼれ^^;
担当者と交渉の結果、同じバッテリーで使えるワークライトとセットで購入しました。
でもって、ネットショップで購入するのと一番違うのが納期。
まずは1週間後にこれが届きました。

ワークライト

ワークライト。
Panasonic EZ 3720 の赤色バージョン。
でもってプロ用なので。

電池別売り

電池、充電器別売り。本体のみ。
つまりこれだけ先に届いてもあんまり意味がない・・・

早速開封。

中身

本体・取説・落下防止紐。
本体にはマグネットベースが付いています。

使い方は、発行部を開いて角度調整して点灯。

横にして開ける

発行体は2面あって、各発光体ごとに270度回転させられるため、同じ向きにも逆向きにもできます。
同じ向きにすれば作業場所を明るく、逆向きにすればエリア全体を照らすことができます。
また、各発光体の角度も70度近くまで調整できます。
この辺、言葉で説明するのは分かりにくいので写真で判断してくださいませ。

角度変えられる

スイッチは側面。

スイッチはここ

押す回数によって、強中弱の切り替えができます。
点灯時間は取説によると強で約2時間。弱にすれば約16時間。

16時間ほど点灯

つまり、一晩貫徹作業にも対応可能・・・

マグネットベースは着脱可能。

磁石は着脱可能

屋外作業時に砂鉄などが付きそうなときは磁石だけ外して使うことができます。
(マグネットベースが別売りのタイプもあります)

使用時は普通に床・地面において使うほか、フックをひっかけて吊るして使う方法。

吊るして

マグネットベースで鉄部にくっつけて使う方法があります。

くっつけて

このくっつけて使い方法ってのが意外と便利。
扉やLGS下地にくっつけて、高いところから照らせるので意外と見やすいです。



さて、ワークライトが届いた翌週、期待の本体が届きました。

インパクトドライバー

PanasonicインパクトドライバーEZ7521LA2S-R ワークライトに合わせて色は赤。
(というか、ワークライトの色をこれに合わせたんですが)
ケース・バッテリー2個・充電器セット。
これもケース・充電器・バッテリー別売りのものもあります。

ケースのサイズは普通サイズの工具の半分くらい。
ロックのラッチがちょっとかっこいいです。

ロックがかっこいい

両側のロックを外してパカっと開くと中身が。

中身

本体・充電器・バッテリー3個。
バッテリーは本来2個なんですが、1個おまけでつけてもらいました。

本体のサイズも、普通の工具の半分くらい。

本体

でもって、取っ手の部分をぐっと引き上げるとまっすぐになります。

まっすぐ

これで、狭いところでも使いやすいし、普通のドライバーのように回して使うこともできます。
最近の電動工具では当たり前になった作業灯もきっちり内蔵。
ドライバーを使うと点灯する前方ライト。

前方LED

ライトのスイッチを1回押しても点灯します。
で、ライトのスイッチを2回押すとサイドライトが点灯します。

下方LED

結構明るいのでワークライト代わりにも使えます。
3回押すと同時点灯。

同時点灯

・・・意味あるのかはともかく。

プロ用なので、ドライバービットも別売り。
なので、手持ちの工具から小さめのビットをもってきて取り付け。

ドライバービット別売り

取っ手についているレバーを右手で引っ張ると締め方向に回転します。

レバーを引っ張る

レバーを押すと緩め方向に回転。
レバーは反対側にもついているので、左手でも操作できます。
パワーは結構あります。6o程度のビスを木に打ち込む程度であれば楽々できる・・はず。
はずというのは、展示会でデモしてたのを見たからで、まだ実機で試したことがないです。
レバーのひき加減で回転速度を調整できるので、短いネジや柔らかい材質でも無理なく使用できます。

でもってこいつのバッテリーを。

バッテリー

先ほどのワークライトにセットするんですが、マグネットベースを外してフックをずらさないとバッテリーがつけられません。

磁石を外して

取り付けて、フックとベースを戻すとこんな感じ。

装着状態

実際はバッテリーを付けると置いたときのバランスが良くなる感じがします。

明るさはこんな感じ。
まずは強。

強

感覚的には結構明るいです。
昔レビューしたバッテリー式の投光器と同じくらいの明るさ。
ただ、広範囲に明るいので、作業灯としてはこっちの方が上。

でもって中。

中

気持ち暗くなっただけ。作業をするには十分な明るさ。
あの小さなバッテリーでこの明るさを4時間も維持できる方がすごいという感じ。

最後は弱。

弱

あまり明るくないです。
近くを見るには及第点。
本当に暗い場所で、補助ライト的に全体を照らしておくような使い方であれば長時間使えて便利です。




この工具に惚れたのは、先ほども書きましたが小ささの割にパワーが強いこと。
腰袋に突っ込んでおいて、ちょこちょこ使える。取り回しの良さが物欲番長を刺激しまして。

でもって、思った以上に使いやすそうなのがワークライト。
マグネットベースのおかげで、車のピラーに張り付けておいて、使いたいときにさっと取り出せるのが実に具合がいいです。

でもって・・・もったいなさ過ぎていまだ実践投入してなかったりorz


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