C/2007 N3

えー毎度の事ですが原稿書いてありません(汗)。今月号はパスしようかな?・・・と考えていたのですが、
2月号のトップページは、既に出来上がっており何と言う事か私のリンクが出来ている・・・orz(会長さん風に)
きっとこれはマスターの策略に違いない!
何だか掌の上で踊らされている気がしないでもないが俄作りで対応してしましょうか。
それではチャチャッと行きます。
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今(2月22日現在)、夜空には遥か彼方から来たお客さんが姿を見せている・・・ルーリン彗星だ。
この彗星は台湾の鹿林天文台(ルーリン天文台)で小惑星として発見されたが、その後の観測で彗星であることが判った。
タイトルの「C/2007 N3」はこの彗星につけられた符号である。

ルーリン彗星は1万〜10万天文単位(注1)ほど彼方にある「オールトの雲」(注2)から落ちてきたと推測され、
その公転周期は1万年を超えると考えられている。
つまり、今回見逃してしまうと次回は1万年以上待たないと見ることが出来ないのである。
ハンドルネームをcometと名乗っている私としては「この彗星を見逃すわけには行かない」と2月度例会の終了後、撮影に繰り出してみた。
注1: 1天文単位は太陽と地球の距離を平均したもので、おおよそ1億5千万kmである
注2: オールトの雲に興味がある方は東洋一で紹介した「mitaka」でも見れます。

ルーリン彗星は暗く、肉眼では殆ど見えない。
取り合えずこの辺のハズと思しき所へレンズを向けて撮影・・・
モニターで確認するとあった、あった!
とりあえずこの辺を撮影
位置を確認した後、肉眼でよ〜く見てみると、なんとなくぼんやり見る事が出来た。


ルーリン彗星の周辺
参考までに彗星の周辺に説明を書き加えてみた。

ルーリン彗星
その辺を拡大して撮ったのがコレ!
淡く緑色に光ってるのがルーリン彗星だ。

再接近する24日頃はもう少し明るくなると思われるがせいぜい5〜6等星位と予想されています。
目の良い方は肉眼でも見ることが出来るでしょうか?・・・んがっ、天気予報によるとしばらく晴れ間はなさそう。
どーしてもご覧になりたい方は長野県を脱出しなければならないのか?
この記事が発行されるのは23日頃だから(ねっマスター)コレをお読みになった晩は空を眺めてみては如何でしょう?

<<<<<<<<<< 今月のワンショット >>>>>>>>>>

まだまだ寒い日もありますが、暦の上では既に春です。
庭では福寿草が咲きほこり、本当の春までもうちょっとです。
それでは、また来月・・・
福寿草

comet