このソフトは、ファイルの管理だけではなく、新しいファームウェアのチェックおよびインストールなどを行うんですが、最新ファームウェアがある場合、それをPSVitaにインストールしないと、通常のファイルすらコピーできなくなります。
今回使ったのがこちら。
BlackJunboDogイントラネット用のサーバで、かなり高機能です。
Webサーバだけあればいいので、特にこだわる必要はありません。もっと軽くて簡単なサーバがあったらそちらでどうぞ。
まず最初に、サーバで公開するフォルダとファイルを作ります。
どこか好きなところ(私の場合はデスクトップ)に適当な名前(私の場合はPSVitaUpdateServerという長ったらしい名前)をつけたフォルダを作ります。
フォルダ内にさらにフォルダを作っていきます。
PSVitaUpdateServer→update→psp2→list→jp
この関係になるようにフォルダを作っていってください。
次に、ファイルを一つダウンロードします。
psp2-updatelist.xmlこのファイルをダウンロードしたら、先ほどつくったjpフォルダの中に移動します。
移動したファイルをメモ帳で開いて、4〜5行目に書かれているバージョンナンバーを変更します。
<np level0_system_version="01.500.000" level1_system_version="01.500.000" level2_system_version="01.500.000"/>
<version system_version="01.500.000" label="01.500">
ファイルを保存して閉じます。
これで、必要なファイルの準備はできました。
次に、サーバを立ち上げます。
BJDをインストールして立ち上げてください。
立ち上げたら、オプション→Webサーバ→Webの追加と削除 でサーバを作ります。
今回はPSVitaUpdateという名前をつけました。
OKを押したら、オプション→Webサーバ→PSVitaUpdate(今作ったホスト名)を開きます。
一番上の”Webサーバを使用する”のチェックを入れると、各種設定が出てきます。
”ドキュメントのルートディレクトリ”というところに、先ほど作ったPSVitaUpdateServerを選択してください。
つぎに、ACLタブを開きます。
指定したアドレスからのアクセスのみを許可するのボタンをおして、127.0.0.1をリストに追加します。
これでOKを押すと、先ほど作ったフォルダがサーバとして公開されます。
最後にhostsの編集。
メモ帳を開いて、ファイル→開くでウインドを開き、ファイルの種類を”すべてのファイル”に切り替えます。
Cドライブ→WINDOWS→system32→drivers→etcとフォルダをたどって、その中のhostsファイルを開きます。
で、一番最後の行に
127.0.0.1 fjp01.psp2.update.playstation.net
と追記します。
保存で終了。
これで、PSVitaをつないでも、アップデートなしでファイルのコピーができるようになります。
アップデートしたくなったら、hostsファイルに追記した行をコメントアウトするか削除すれば元に戻ります。
ちょっとめんどくさいけど、割合お手軽にできるので気になる方はお試しあれ。
PS:Windows7でhostsファイルをいじる場合は管理者権限でメモ帳を実行しないと変更できないみたいです。下記を参考にどうぞ。
Windows7でhostsファイルを書き換える