うちに帰って、空きマシンに接続してとりあえず状況を確認します。
預かったHDDのみつないで起動してみると、確かにWindowsの起動画面までは出ます。で、ブルーバックになって落っこちて、また起動をするという無限ループ。
ためしにまともなOSで起動してスレーブでつないで見ても、やはりフォーマットされていませんのメッセージ。
こういうときにまず使うのは
TESTDISKHDDのブートセクタやパテーションテーブルなどを修正できるソフトです。
ここで不可解な現象。
TESTDISKはブートセクタやパテーションテーブルに異常がないといってきます。
ためしにFATを除いてみると、ファイルテーブルが破綻なくかかれていたりします。
あれ?どしてOSからパテーションが見れないの??
次に試したのが
HDD復旧Rというソフト。
パテーションテーブルが壊れてしまったHDDからでもファイルを吸い出すことのできるソフトです。
難点は、ファイルテーブルがNTFSのみにしか対応していないことですが、今回のHDDはNIFSなので問題なし。
で、早速起動してドライブをスキャンしてみるものの、たったの9セクター目で動かなくなってしまう状態。
もしや、単純にHDDの寿命がきていて、あちこちにBADセクタができているのかも・・・
この場合、BADセクタを何とかするか、HDDをイメージとして別ディスクに取り込むかの2択なんですが、時間的に別ディスクに取り込むのはむりっぽそう。
BADセクタをなおす一番簡単な方法はWindowsのエラーチェックから不良セクタをスキャンし回復するのオプションを入れて開始すること。ただし、Windows標準のツールは一か八かの状態になることが多いのでできれば遠慮しておきたい。
BADセクタを直すソフトとしては、
HDDRegeneratorというソフトが有名。
ただ、このソフトはシェアウエアで、結構お高い。
この際一か八かでOSのツールを使ってみたんですが。
アンフォーマット状態のHDDには何の手出しもしてくれませんでした・・・
仕方がないので、Webで何かないかなとググって見たら
BADセクタを直す別のソフトが見つかりました。その名も
HDAT2このページを参考に使い方をおぼえ、早速使ってみると・・
出てくる出てくるBADセクタ。
全体の20%くらいのところで数箇所、30%くらいのところで数箇所。
で、45%くらいのところでBADセクタの嵐・・・
ここから2%進んだだけでなんと2時間かかってしまい、夜中の11時を越えてしまいました。
とりあえずファイルテーブルさえ直ってくれればOSからファイルが見れるかも。
一筋の希望を頼りに、一度HDAT2を中止し、再度OSからHDDを覗いてみると。
おお〜〜ファイルが見える〜〜予備のUSBHDDをつないで、ファイルコピー。とりあえずプログレスバーはゆっくりと動くものの、いつとまるかわかりません。
かといって、翌日にも通常業務が待っているので徹夜は避けたい。
朝の4時に目覚ましをかけ、一度仮眠をとります。
で、4時におきて確認したら・・・
コピー終わってる!!何のエラーも出ずにコピーが終わっていました。データを見る限りまともそう。
ほっと一安心して寝床につきました。
で。
今日の朝、そいつのところへHDDを持っていって引渡し。
”元のHDDが思った以上に瀕死だったので、もしかするとデータに欠損があるかもしれない。確認して使って”と言い渡してきました。
しかし、いいソフトが見つかってよかった。これでサルベージの確率がぐんと上がりそう〜〜
・・・って、人のHDDのサルベージはもう勘弁してほしいorz