2023年3月号 vol.195

まあく

今月の一枚


以前、この扉記事で「ジムニーまだまだ乗るぞ」とか書いたのだが・・・

実はこの2月、ジムニー21年目の車検だったのである。

いつものようにスズキディーラーに車検を頼んだのだが
突然電話がかかってきて「ボディーとシャーシを止めている部分が錆びて穴が空いているので
このままでは車検が通らない」ということだった。

鈑金するしかないがプラスで30万以上かかると言われた。

悩んだんだが愛着あるし、お金ないので新車買えないしで板金を頼むことにした。

ところが、また電話がかかってきてよく見てみたら板金で直しきれないとのこと。

えっと、何。どうやっても車検通らないってこと?

しかもこの時点までで2週間ぐらいかかっていてすっかり車検は切れている。

どっかの町工場に頼むにしてもそこまでレッカーか何かで移動しなければならない。

ということで、そのままディーラーに引き取ってもらうことになった。

今、車なしである。

とりあえずなしでもなんとかなってるし、
いざとなればカアチャンのインプレッサもあるのでしばらくこのまま様子見であるが、
自分の車がないのがこんなに不安なものとは思わなかった。

え〜ん

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編集後記

ジムニーは息子Bが生まれた時に買って子供たちの成長にずっと寄り添ってきた車だった。

息子Aが就職して長野に行き、この春息子Bも群馬への就職が決まっている。
そんな息子たちの旅立ちとともに手元を離れていったジムニー。

人生の一区切りを感じさせる、何か物悲しい今年の桜が今咲こうとしている。

八戸宏