汚部屋化してきた私の部屋で、快適なキーボード入力を実現する片腕を担ってくれていたんですが。
徐々に問題が。
というわけで、今回は。
こんなになっちゃうとは・・・実は、キーボードの重さに耐えかねて曲がってしまいまして。
こんな感じでだましだまし使っていました。
曲がり方が違うので、曲がりのひどい方に使い古しのボタン電池を貼り付けてかさ上げ状態。
それでも安定しなくなったので、一度外してみたら・・・
変形がむごい。
ちなみに、左側、変形が少なく見える方は、実はキー入力時、ふとキーボードに手をついてしまったときにぼきっと折れてしまって、それを直した時に曲がりを直す方に傾けて接着したおかげで、左右の差がひどくなったという。
・・・つまり、自業自得orz
でもって、新しいデータがこんな感じ。
キーボードが乗る部分、それを受けている部分に梁を2本つけて補強してます。
また、キーボードをひっかけておくところもデータに反映しました。
本当は、机に引っ掛ける部分にも張りをつけたかったんですが、使い勝手を考えると無理があるので、つけませんでした。
で、張りが付いた分、サイズが大きくなってしまったので・・・
1回の印刷で1ユニットしかできません。
さて、前回は強度の事を考えて、高靭性レジンを使ったのですが、思ってた以上に曲がってしまったので、今回は普通のレジンを使うことに。
買ったはいいが使い処が見つけられなかった灰銀色。
灰銀色って何色?ってな感じで封を開け、インクタンクにドボドボ・・・
シルバーのペンキのような溶液。
プラットホームが動くたびに、溶液の表面がウルトラQのオープニングのようにうごめくのが何とも。
これを見ている限り、まるで銀細工のような製品ができそうな雰囲気がありますが、出来上がった製品は・・・
グレー。
むしろ、”どこが銀?”と思うくらい。
プラットホームをひっくり返してみると。
確かにちょっと銀っぽい。
プラットホームからはがして水洗い。
乾燥させるためザルの中へ。
これで1ユニット。
もう1ユニット作って1台分になります。
でもって、固定用ネジも印刷したのですが・・・
ねじサイズが合わなくて入らない。
FDMのプリンターで作ったときもそうだったのですが、多少の誤差と多少の変形が災いして、なかなか一発で入るネジを作るのは難しいです。
なので、こういう時は道具に頼ります。
ダイスとタップでネジ修正。
さすがにダイスを通したネジは表面がきれい。(実は洗い立てで濡れているだけだったり^^;)
で、とりあえず他には問題がなさそうだったので。
もう1ユニット印刷。
この後、水洗い→ネジ修正をして。
乾燥。
扇風機を当てながら、丸1日しっかり乾燥させます。
乾燥したら2次硬化。
2次硬化用ボックスみたいなものを持っていればいいのですが、私は安物の紫外線ライトしか持っていないので。
手作りの2次硬化ボックス。
何のことはない、ダン箱の底にアルミホイルを敷いただけのもの。
アルミホイルの上に製品を並べて、蓋に開けた穴にライトをかぶせるだけ。
5分点灯→製品を回転 を3〜4回繰り返し、なるべくむらなく光を当てます。
こうすると、製品表面の高度が1段上がります。
・・・安物の水洗いレジンを長時間2次硬化させると、ひびが入ったり、もろくなったりするそうなのでご注意を。
これで完成。
色のせいか形のせいか、1作目よりだいぶごつい印象。
これを机にセット
セットする手順は、
本体を机にはめる
ボルトを机を押さない程度に締め込み
くさびを押し込み、本体を固定
という感じ。
構造上、机にはまっている部分はどうしても広がってしまう可能性があるので、その場合でも簡単に調整できるように考えたつもり。
(しかし、汚部屋状況がまるわかりだなぁ・・・orz)
キーボードを乗せて完成。
実際に入力してみると、1作目の台の比べてキーの安定が段違い。
机の上に置いていた時より安定した入力ができます。(感じ方には個人差があります^^;)
さて、今度は何か月持つかな?
1作目の台を作ったのが今年の正月休み。
これが曲がり始めたのが1か月もしない時。
で、作り直したのが4月中旬。
つまり、今年の7月を超えて使える状態であれば作り直した価値があるということなんですが。
・・・1年くらいつかえるといいなぁ・・・