LIFEBOOK AH550/3ATをSSD換装する


とある知り合いが、新しいPCを買いまして。

新しいPCの選定と購入、そのPCへのデータの移行とセッティングを私がやってきまして。
そのお礼として、古いPCをいただいてきました。

富士通LIFEBOOK AH550

富士通LIFEBOOK
AH550/3AT

型は古いけど、Corei5 2.4GHz メモリ4GBと、まだまだ使えそうなので、”中身奇麗にしてお子さんにあげたらどうです?”と聞いたところ、”子供にPCを使わせると勉強しなくなるから”というので、その子供の冷たい視線に気がつかないふりをしつついただいてきまして^^;

このPC、さすが日本製というべきか、BD付き+地デジチューナー内蔵で、WindowsMediaCenterでTVやBDが見れる!TVリモコンまでついてるという代物。
・・・そう、聡明な読者ならもうお判りでしょう。
Windows10ではWindowsMediaCenterは廃止されました・・・orz
・・・まあ、それでも普通に使うには十分な性能を持ってはいますので、多少のもっさり感を打破するべく、HDDをSSDに換装することに。

というわけで今回のお題は・・

LIFEBOOKのHDDをSSDに換装する!


いただいたPCは多少の躓きを乗り越えつつ、Windows10アップグレードまでは完了。

とりあえずWindows10

手順としては、リカバリエリアからWin7の64ビット版にリカバリ→Win10アップグレードという感じ。

HDDのイメージバックアップをWindows標準のツールでとっておき、修復Diskも作っておきます。
SSDに換装したら修復Diskで復元をかければオッケー。

ということで、いつも通りHDD換装の情報をググってみたのですが、なんと見つからない。
古いPCをいじる人が減ったのか、そもそも換装する人がいないのか・・・もしや、日本製だから?

まあ、とりあえずひっくり返してまじまじと見てみます。

裏側

形状的には、真ん中上のふた部分が怪しい。
ちょうどWin7のシリアルシールが張り付けてあるところです。

HDDベイ

とりあえずここを開けてみよう。
ネジが上部に2ほんあるので、ドライバーで外します。

ネジ

で、蓋を上方向にスライドさせると簡単に外れます。
想像通りここがHDDスペースでした。

マウンター

HDDマウンターはねじ3本で止まっているのでこれも外し、上方向にスライドさせると・・・

ネジを外す

マウンターが外れます。

HDD

マウンターにはHDDが2本のねじで取り付けてありますので、これを外します。
ウエスタンデジタルの500GBが付いていました。

WD500GB

交換するSSDはシリコンパワー製。512GBでお値段8000円前後。

SSD

これをマウンターにセットするのですが・・・

マウント

ねじ2本でしか止まってないのに、HDDより薄くなってしまったので、結構ぐらぐらしてしまいます。

薄い

何か挟んで固定しようかとも考えましたが、試しにそのまま取り付けてみたところ、コネクターとマウンターで固定されて結構しっかりするのでそのままつけることに。

隙間

マウンターの通気孔部分に隙間ができたので、エアフロー的にもいい感じ。
あとは外した時の逆順で蓋をして完了。

完了

あとは復元だけ。
イメージを取っておいた外付けHDDをつないで、修復ディスクで起動します。

修復ディスクで起動

・・・修復Diskで・・・?

修復ディスク・・・?

あれ?トラブル解決ナビ?

トラブル解決ナビby富士通

なんと、イメージバックアップで作っておいた修復ディスクの中身は、富士通のトラブル解決ナビになっていました。
こいつは、HDD換装を考慮していないので、外部HDDに取っておいたイメージから復元することができませんorz
仕方がないので、別マシンで作っておいた修復ディスクを使って起動。

他のマシンで作ったDisk

無事起動したら、トラブルシューティング→詳細オプション→イメージでシステムを回復

イメージで回復

で、イメージ選択画面になるのですが、さすがに別マシン用、ダイアログのサイズがあっていないので、イメージファイルの選択ができません。

イメージの選択

幸い、最新のイメージファイルとして出ていたので、そのまま復元できました。
というわけで、換装完了!

完了


というわけで、この機種に限らず富士通のPCをSSDに換装しようと思ったら。
システム標準のイメージバックアップを使うなら修復ディスクを別PCで作っておきましょう。
もしくは、サードパーティーのHDD引越しツールを準備しておくか。

こういうところが日本製PCの引っかかるところなんだよねぇ…
(新しめのPCであればもしかすればイメージから復元できるようになってるかもしれません。マニュアル読みましょうね〜)


このページはWingWebに掲載されています。
WingWebが開いていない方はこちら。 WingWebを開く
著者のBlog