今年は立て続けに襲来した「強い勢力の台風」
各地に甚大な被害をもたらしましたが、
我が家では特段の被害もなく乾燥続きの家庭菜園には、恵みの雨となりました。
被災された方々にはお見舞いを申し上げるとともに、早い復旧を祈っています。
さて今月放出するのは・・・
以前からマスコミ等で取り上げられ、いつかは行ってみたいと考えていた「あの街道」・・・
ちょっと前の事だが、ひょんな事から、必要に迫られ(笑)行ってきたので紹介してみましょうか。
では、しゅっぱーつっ!
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我が家は三方を山に囲まれた土地に建っている。
その山にはイノシシや鹿などの害獣が生息しており、
時折、里に出てきては農業被害を受けたりしていた。
数年前に地域の人が協力して、里と山の間に総延長7km以上に及ぶ有害獣防止柵を張り巡らした。
その結果、害獣による農業被害は激減した。
しかし、柵を飛び越えるのか、隙間を抜けてくるのか、柵の端を回ってくるのか・・・
稀に、里に出没する個体もいて猟友会が出動したりしている。
通常は柵の向こう側の山中から獣の鳴き声が聞こえてくるのだが、
先日のある夜・・・いつもとは違い、家のすぐ近くから鹿の鳴き声が聞こえてきた。
そして翌朝の事である。
今年は猛暑が原因で、少しだけしか実がつかなかった我が家の希少なモロコシ。
あとちょっとで収穫と楽しみにしていたのに、一夜にして全て喰われてしまった。
犯人は、たぶん昨夜の鹿と思われる。
例年、収穫したモロコシは茹でて冷凍し、しばらくは食卓を飾るのだが、
鹿に喰われたせいで冷凍用モロコシがなくなってしまった。
で、仕方ないので近くの野菜直売所で買って来ようかなかなっと思ったが、
どうせなら、憧れの「もろこし街道」まで・・・っと、ツーリングしてきた。
その「もろこし街道」とは信濃町と戸隠を結ぶ県道36号線沿いの、
わずか数百メートルの間に、数軒もの直売所が立て続けに並んでいる所を言う。
私が伺ったのは、大きな客席がある、こちらの人気農園・・・
目の前で焼き上がるのを待つ行列に数分間並んだ。
「持ち帰るのか、食べて行くか?」と聞かれ、此処で頂くと言うと、
一本だけ注文したにもかかわらず、3分の1サイズのオマケと共に、漬物も付けてくださった。
2つの皿を持って先客の間を縫い歩き、空いている席を探す・・・
そして、屋根だけで壁がない爽風が抜ける席で丸太の椅子に座って頂く。
もろこし栽培に適した寒暖差の大きい特有気候で育ったもろこしを、
採り立て・剥きたて、焼き立て、で頂くのは絶品だった。
そして、焼きもろこしを食した後は、持ち帰り用のもろこしを購入。
贈答用よりも美味いと言われる「虫食いもろこし」を格安で入手し農園を後にした。
そして次に向かったのは白モロコシを扱っている直売所。
何と糖度20度以上もあり、茹でたり焼いたりせずに生のまま食べる事もできる。
(写真を撮り忘れたのでピュアホワイトとかホワイトショコラとかで検索してみてネ)
リアバッグに、現地価格のもろこしをどっさりと詰め込み、信濃町を後にしたのであった。
「もろこしは鍋に湯を沸かしてから収穫しろ」と言われるくらい劣化は秒単位だ。
帰宅後は速攻で下茹をすませで実だけ剥ぎ取り冷凍ストッカーへ。
今、我が家の冷蔵ストッカーの棚一段はもろこしに占領されている!
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信濃町もろこし、如何だったでしょうか?
鹿のおかげ(?)でかねてより憧れの絶品もろこしに出会えました。
しかし我が家のもろこしを食い逃げした鹿は許せないな!
畑に侵入する鹿の自動撃退機、某クラブで作りませんか?(笑)
では又、来月ーっと!
comet 著
----------------- 今月のワンショット ----------------
「キクイモ開花」