天然冷蔵庫

早咲きの桜が散って間もないのに季節外れの連続夏日!!
なのに朝は野菜の凍霜害に注意とか・・・いったいこの温度差はなんなんだ?
寒暖差を我慢しないで、着衣をこまめに調整し体調を崩さないようにせねば!

さて、今月の出し物は・・・
至極ローカルな話ですが、小諸の某温泉一泊で当クラブの総会が開催されました。
まぁ、色々んな事があった訳ですが・・・(笑)

しかし今月のネタはソコからではなく、
チェックアウト後に「もうさんじさん」と二人で見学してきた「自然が作った不思議」の紹介です。

それではチョロっと行ってみましょう。
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総会が行われた宿のロビーにあった、近隣の観光地を紹介するパンフレット群。
その中に「氷風穴の里」を紹介するパンフがあった。
風穴は数多く存在するが、その内の1つが、このすぐ近くにあるとの事だ。
パンフ

調べてみると我々が泊まっている部屋の正面、わずか2〜3百メートルの距離らしい。
せっかく近くまで来ているのだから見学して帰ろうと思い、宿を出て帰路とは逆方向にバイクを傾けた。
・・・で、カップ麺を作る暇もない程、あっという間に到着!
県道153号線のカーブ外側に少し広い駐車場があり、案内板も、目立つノボリも数本建っている・・・
この道は何回も通っているのに、カーブ先に注意していたためか今までまったく気づかなかった。

駐車場にバイクを留め、舗装された道を数十メートル下ったら・・・
ものの1分もかからず氷風穴の里に到着。
氷風穴の里

説明書きがありました。(相変わらずの手抜き)
案内

こちらの風穴(4号風穴)は現在も実際に使用中との事で施錠され見学不可となっている。
使用中

まだ、午前中だったので外気温は24℃(それでも24℃!)
温度計

で、こちらが見学可能な風穴(5号風穴)
見学可とは行っても柵で囲われており中に降りることは出来ない。
(以前行った、別所温泉の風穴は中まで降りることが出来たが・・・)
で、上下に温度計が付けられていたが、下の温度計が示していたのは2℃!
食品のほか、蚕の卵なども保存(保管?)していたとの事だ!
風穴

何故、コンプレッサーも蒸発器も無いのに冷蔵庫になるのか?
帰ってから調べてみたら、風穴(氷穴)はいろいろ種類が在るのらしい。

大方のは、山の中に標高の違う2箇所の穴を結ぶ空気の通り道が形成され、
冬季間は下の穴から吸い込まれた冷気が、前の夏に暖められた山の余熱で暖められ上の穴から出ていく。
(この時、山の中を冷やしていく)
・・・で夏季になると、上の穴から入った空気が冷やされて下の穴から出てくる・・・という構造らしい。
(上の穴からは冬季間温風がでるので、そこだけ雪が解けているらしい。)

この原理を使った家庭用天然冷蔵庫は規模が大きく、予算・スペース的に実現は困難だろう。
しかし、小規模・少予算・小スペースで類似構造のを有効な蓄熱体で作れば、
夏は夜の冷気を保冷し昼間の冷房補助。冬は昼間に蓄熱し夜間の暖房補助にする位は出来ないかなぁ?
どなたか、研究してみては?

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総会も無事に終え、新役員(全員留任!)も決まり、新しい年度が始まりました。
ドッチの方向を見ていくのか、また一年間よろしくお願いいたします。

では又、来月ーっと!

----------------- 今月のワンショット ----------------

山並み
総会の行われた宿から見える浅間山〜三方ヶ峰の山々です。
冬の間は浅間からもうもうと立ち上る白い水蒸気が見えていましたが、
この時期になると直ぐに蒸発して透明になっちゃいます。
霧島連山や志賀草津では活動が活発なようですが、浅間山も含め大きな被害が出ないことを切望します。


comet 著

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