信州では平地でも紅葉が進み、標高の高い所からは雪の話もちらほら。
ぽちぽちタイヤの履き替えを考えなくてはなりませんね。
季節は冬に向けまっしぐらですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて今月放出するネタはUMC関連ではありませんが、
ちょっと「ぽい」物を自作してみたので、そのレポを挟んでみます。
今回のは「真似する人は自己責任でどうぞ」って様な危険は伴わないので、
同じ様な環境でお困りでしたら参考にしてみては如何でしょうか?
それでは早速、本題へ行ってみましょう。
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我が家には随分前から物置同然となっていた小さな和室がある。
物置だけでは勿体無いので居室として「まったり」過ごせる部屋にしようと思い立つ・・・
室内にあった大量の「物」を運び出して大掃除。
家具調コタツはテーブルとしか使っていなかったが本来の(?)「炬燵」として設置。
で、まったりと過ごそうとテレビを運び込んだ。
・・・んが、この部屋にはテレビのアンテナターミナルが付いていない。
アンテナを繋がないテレビに表示されるのは当然のメッセージ。
幸いな事に部屋の出窓はテレビサテライトの方向に向いている。
そこで、以前使った余りの同軸ケーブルで出窓に設置する簡易アンテナを作る事にした。
私が住む地域の地上デジタルは物理チャンネル22ch〜45chの間に割り振られている。
周波数は22chが527MHz、45chが665MHzだ。
自作するアンテナは、その中間を取って596MHz用に設計した。
波長は電磁波の速度「30万キロメートル毎秒」÷周波数「596MHz」で530mmとなる。
(その昔、アマチュア無線の試験勉強でやったっけ・・・)
制作するのは2分の1波長ダイポールアンテナなので1波長の2分の1で265mm。
受信専用で送信はしないので終段の事は考えなくても良い様な気もするが、
エレメント長はインピーダンス整合を考え3%程縮小し257mmにする事にした。
同軸ケーブルを剥いて芯線とシールドを分けてエレメントにする。
給電点を中央にしエレメント長は左右128.5mmずつで総長257mm。
エレメントが直線状になる様に導電性のない材料(今回は木材)に固定。
同軸ケーブルの反対側はF型接栓を付けてテレビのUHF端子に繋げられる様にした。
完成した地デジ受信用2分の1波長ダイポールアンテナ(エレメント部)がコチラ。
テレビのアンテナレベルを見ながらアンテナを動かして良い位置を探り出し、
その位置に固定できる様にスタンドを作って出窓に置いた。
で、結果はこの通り。
アンテナレベルは50を超え、ブロックノイズもなくクリアに受信できる様になったのであった。
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という感じで物置だった和室はテレビを見ながら「まったり」と過ごせる部屋となりました。
さてこの部屋で何をしましょうか?
ん?・・・何もしないでボーっと過ごすのが「まったり」なのですか?(笑)
では又、来月ーっと!
comet 著
----------------- 今月のワンショット ----------------
自宅近くにある、地元の人しか通らない様な、主に農業用の道路だが、
近年、舗装が傷んで通行困難になってきた。
偉い人が関係各所に色々掛け合って下さり予算はつけて頂いたが、
「工事は地域住民で施工する事」という条件付き。
・・・で、人足に駆り出されてコンクリート舗装工事をして来ました。
普段使わない筋肉をいっぱい使ったので、思いっきり筋肉痛です。(笑)