中華PADに手を出してみた。

みんなの憧れiPad

あの透き通るような白さ、軽く触れるだけですっと動く気持ちいい操作性、きびきびと動きまごつくことのない反応性、ウイルスを寄せ付けない堅牢性。
もちろん、ハード、ソフト、ネットワークとすべてが絶妙に絡んでいるおかげで成り立っている気持ちよさですが、ネックはやっぱりあの値段。
まだまだノートコンピューターのほうが使い勝手がいい(と思っている)ので、使いきれるかどうかわからないものにあの値段を出す勇気はありません。
でも、PAD系を使ってみたいとは思っていたのです。

で、あろうことかiPadとは対極のAndroid、しかも中華PADに手を出してしまいました。

というわけで、今回は

”中華PADを使ってみるぞ〜〜〜!”



ものはこれ。

アンドロイド タブレット PC MOMO9 加強版 Android 4.0 AllWinner A10 タブレット 7インチ CPU 1.5GHz ANDROID TABLET 静電式
AMAZONで見つけていたんですが、はじめは12000円くらいで売っていたものが、徐々に値下がりして、9000円まで下がったのでぽちってみました。(ぽちった翌日、さらに値下げしていたのは内緒orz)

ちなみに、これの新しいバージョンも出ていましたが、なんかCPU性能的にはあまり代わりがないことと、I/Fの一部が削除されてしまったようなのでこちらを選択。

2日ほどで到着しました。


箱入り

結構まともな箱に入っています。
”中華なめたらあかんぜよ!”という本体の声が聞こえてきそうですが。
で、はこを開くと本体が入っています。

本体

こういう配置が当たり前になってきましたね〜〜

本体をはずし、蓋を開くと付属品が。

付属品

全部引きずり出して並べてみます。

全体

本体、充電器、USBケーブル2種、イヤホン、取説。
取説は英語のみ。中華PADなのに中国語の取説すら入っていません。
まあ、どちらにしろ読めないので意味ないんですが・・・
ちなみにこの中身、ショップによって結構差があるようです。とりあえず必要なものはすべて入っているようで一安心。

ではでは早速起動!
・・・って、スイッチはどこだ〜〜
画面右上の側面に電源スイッチがついています。
1秒ほど押すことで電源が入ります。

起動

起動画面はいたってシンプル。
この画面の後、明るめのドロイド君が出てきて、しばらくするとロック画面に。

ロック画面

こちらもシンプル。
右側の鍵丸を右にスライドするとロックが外れます。

で、まっさらの状態のデスクトップ。

デスクトップ

カメラとアナログ時計が見えます。
下のほうにアイコンがいくつかあります。
たての点々が設定画面。こいつをタップすると・・・

メニュー

なぜか右端にポップアップメニューが。
統一感がないなぁと思いつつシステム設定をぽちり。

システム設定

システム設定は、2.0時代に比べてかなり洗練されています。
大きい画面に合わせてあるのか、かなりみやすくなっています。

システム設定2

Androidバージョンは4.0.3、ベースバンドバージョンは1.0
ちなみに最新は4.0.3のベース1.1だそうです。
とりあえず問題がでるまでアップデートはしないつもり

プレインストールソフト

プレインストールソフトはこんなところ。
巷でうわさの、山のような中華ソフトは入っていませんでした。

で、いっしょに買ったのがこちら

同時購入2

レザーケース、保護シート、HDMIケーブル2本
この中華PADはHDMI出力を持っていて、なんと2160Pの出力に対応しています!
・・・・そんな高画質に対応したソースなんてもっていませんが・・・・

気を取り直して。
画面に傷をつけてしまう前に保護シートを貼ってしまおうと、よくよく見てみるとなんかおかしい・・・

保護シートが合わない

全体的な大きさも、ボタンの穴の位置形状もまったく違ったりしてorz
使えない保護シートはお蔵入り・・

で、もともと保護のためについているシートがそれなりに厚そうなので、そのまま使うことに。

こいつを持ってはがす

とすると、このテープが邪魔。さっさとはがします。

安物テープ

・・・こういうところに使われるテープは安物なので、なかなかきれいに剥がれません。だいぶ苦労してしまいました。
IDEOSの時といい、こういうところが中華クオリティ・・・

きれいにしました

まあ、とりあえずきれいに剥がれました。
そのまま使っていても問題なさそうです。

とりあえずデスクトップ

これで一通り使う準備ができました。
この中華PADはそれなりに売れているようで、レビューもちらほら見かけます。
とりあえずあまりみなかった画面比較。

画面比較

比較対照はiPhone、PAVita、中華PAD。
画面の大きさと画素数がまるっきり反比例しています。
これだけ画面サイズが違うのに、見え方がほとんど変わりません。比べてみれば、iPhoneはさすがにきれいです。
ちなみに、操作性もやっぱりiPhoneがダントツ。タップやスライドに迷いがまったくありません。
PSVitaと比べると、操作性自体はPSVitaの方がいいのですが、PSVitaは画面の描画をそのつど行うため、ページをスライドするとかなりもたつきます。Webブラウジングには向いてないみたい。
一方、中華PADは、スライドやタップの時に若干引っかかる感じがするものの、描画自体はそこそこのスピードであまりもたつきません。
ただ、重いHPを表示しようとすると、しばらく操作できなくなった後、タイムアウトのダイアログが表示されてしまうことが時々ありました。
さらにしばらく待っているときちんと表示されるんですけど。まとめサイト系をみるには若干ストレスになります。

さて、こいつの面白いところが外部USB機器を接続できるところ。
なんと、小型HDDくらいであればきちんと認識します。

外付けHDD

Windowsみたいにアイコンが出てくるわけではないので、ファイルマネージャからアクセスします。
ファイルのコピーや移動もできるし、いちいち転送しなくてもタップするだけで動画も見れる。割合便利です。

で、使い終わって引っこ抜くと。

アンマウントエラー

アンマウントエラー。いや、実害はないんですけどね。アンマウントの仕方がわからない・・・

さて、さきほども書きましたが、この中華PAD、それなりに売れているようで、レビューや改良の方法を書いたHPを見かけます。
で、この日本語表示、中身は中華フォントらしい。

中華FONT

これ、直という字です。明らかにおかしい

というわけで、このサイトを参考に日本語フォントを入れてみました。
フォントの入れ替えはシステムをいじらなくてはいけないので、まずはルートを取れるようにします。
IDEOSでもお世話になった、SuperUserをインストール

SuperUser

これを入れておくと、ソフトがルートアクセスをしようとしたときにダイアログが出て、許可をするとアクセスできるようになります。
ついでに、BusyBoxというソフトを入れておくんだそうです。

BusyBox

こちらはインストールしておくだけでいいみたい。

で、フォントですが、日本語フォントがどっかに転がっているわけではないので、自分の使っているPCからよさそうなフォントをコピーして使います。
とりあえず、HPに書かれているとおり、メイリオフォントを名前を変えて/system/fonts/にコピーします。

フォントをコピー

やり方は省略。画面のDroidSansJapanese.ttfとDroidSansJapanese-Bold.ttfがコピーしたフォントです。
で、このフォントを使えるように、/etc/fallback_fonts.xmlに追記します。

設定かきかき

<famiry>〜</famiry>"が一つの区画。これを追記したら、ファイルのアクセス権をrx-r--r--に変更して再起動。

日本FONT

無事日本語フォントに変わりました。
フォントが変更できたら、次は入力。
どこのHPでもshimejiを進めているので、とりあえず入れてみたんですが、いまいち使いにくい。
そこで、ここはGoogle謹製の日本語入力を入れてみることに。

Google日本語入力

インストールを押して、インストールが終わったら開くを押します。
設定画面に変わります。

インストール

ダウンロードが終わると、利用統計を送っていいか聞いてきます。
チェックをいれずに次へ。

有効にして

インストールが終わったら有効にするようメッセージが出ます。次へ

注意

このメッセージはOSが出しているようです。注意をよく理解しつつ、そんなこといわれてもどうしようもないよなあと思いつつOK。

設定

これでやっと設定画面に入ります。まずはキーボードの設定でGoogle日本語入力にチェック。
Shimejiのチェックははずしておきます。

キーボードの種類

キーボードの種類はこの2つ。
基本はフリックなので、ケータイ配列を選択。

フリックのみ

ケータイ+フリックにすると、連続文字入力でミスるので、フリックにチェック。

ちなみに、縦横画面それぞれに入力方法を選択できますので、横のときは普通のキー配列に設定。

横

横画面はこんな感じ。ちょっと細長くて打ちにくいですが、Shimejiだとキーがでかすぎて画面が見にくかったので、この辺は好みによって変わるかも。

たて

たて画面はフリック文字まで表示されているので、慣れていない人でもとりあえずフリック入力ができます。
ここまでやれば基本的な設定はおしまい。後は好きなアプリを入れていくだけです。

で、くるっと回して後ろを見てみると

埃

保護シートのすきまにほこりが・・
このまま使っていると、逆にほこりで傷がつきそうなので、

シートはがし

保護シートははいじゃいます。
まあめったに後ろを見ることはないんで、このままでもいいんですが、手元にこんなものがあるんで・・・

プレクサス

こいつでクリーニングしておきます。軽く皮膜を作ってくれるので、汚れにくくもなります。

まずはしっかり塗りこみ。

ぬりぬり

そして、塗り斑が消えるまできれいに磨きます。

ふきふき

これでケースに入れて終了

中華PADとはいえ、7インチの画面というのはそれなりに広いです。
ちょっとネットを見たり、動画を見たりするにはちょうどいい感じ。

これで、家のサーバのデータを直接見れるようになると便利なんだけどなぁ・・



というわけで、ひさびさにNewハードのレポートです。
たとえ安物でも、新しいハードってテンションあがりますね〜

さて、実はもうちょっと書きたいことがあるんですが、結構長くなっちゃったんで次回に引き伸ばし。
次回もよろしく〜って、TVの予告じゃないっての^^;



このページはWingWebに掲載されています。
WingWebが開いていない方はこちら。 WingWebを開く
著者のBlog