ぺんてるシャープP209
今、気に入って使っているシャープペン。ぺんてるシャープP209。
ぺんてるから出ているシャープペンで、すでに日本では販売中止しているが
ぺんてるのシャープペンの中で世界で一番売れている商品。
さらに、42年に渡り生産販売されている超ロングセラー。
P205、P207、P209とあり、それぞれ芯の太さが0.5mm、0.7mm、0.9mm。
一見なんの変哲もない普通のシャープペンだが、ほんとに普通のシャープペン。
日本で販売していた時の価格は分からないが、ぺんてるの型番の命名方法から考えて
200円くらいで売られていたと思われる。
現在は逆輸入品を手に入れるしかなく、ショップに寄っても違うが、600〜800円くらいで
手に入る。
普通のシャープペンとは書いたが、このペンは製図用に含まれペン先端の芯を保持する
スリーブというパイプの長さが4mmと長く、一般の製図用シャープペンと同じ長さで、手元の
見晴らしがよく書きやすい。
ペン軸の断面は12角形をしていてペンを回しながら書くとき回しやすい。
シャープペンのメカの肝とも言えるチャック部分は金属製で信頼感がある。
芯が入る本体チューブは肉厚のプラスティック製で軽量と剛性の高さを両立している。
ところで、このシャープペン芯の太さによってペン軸の色が決まっていてP205は黒とエンジとモスグリーン、
P207がグリーン、P209が黄色となっている。
黄色も捨てがたいがペン軸は黒がいいなー。
0.5mmの芯は紙に引っかかる感じが好きじゃない。
0.7mm以上になるとスムースに紙の上を走らせることができるが、0.7mmの2B芯は減りが早くすぐに
ノックしなくてはならず鬱陶しいのと、とっさのメモの時、力を入れ過ぎると折れる時があるので文字主体の
シャープペンは0.9mmが好み。
ということで、P205とP209買ってペン軸を行って来いして黒のP209完成。
このペン、手にすると短くコンパクトに見えるが同じぺんてるの製図用シャープペングラフ1000と比べても
ほとんど全長が変わらない、しっかりした長さがあり持ちやすい。
ノックした時の感触もぺんてる製図用シャープペンらしく遊びのほとんどない、
カッチリしたものでノックするのが気持ちいい。
ちょっと手に入りづらいのが難点だが、なかなか良いシャープペンだと思う。
シャープペンといえば、ペンと並んで重要なのが芯。
三菱uni ナノダイヤ2B芯を使っている。
uniの芯はタッチがややモッサリしているのが嫌なのだが、色が濃くアタリが柔らかいので使っている。
ところでシャープペンの芯って、芯の太さによって値段が違う。
いや、パッケージごとの値段は一緒なのだが、ひとつのパッケージに入っている本数が違う。
三菱uni ナノダイヤ芯の場合パッケージ価格は税込210円だが、一つのパッケージに入っている芯は0.3mmが
15本、0.4mmが30本、0.5mmが40本、0.7mmが40本、0.9mmが36本となっている。
これは芯の直径が細くなるに連れ製造が難しくなるためらしいのだが0.9mmになると本数が減る。
これってどっちが得なの?と、ふと疑問に思ったのでいパッケージに入っている芯の体積を計算してみた。
直径 | 長さ | 本数 | 総体積 |
0.3mm | 60mm | 15本 | 63.6mm^3 |
0.4mm | 60mm | 30本 | 226mm^3 |
0.5mm | 60mm | 40本 | 471mm^3 |
0.7mm | 60mm | 40本 | 924mm^3 |
0.9mm | 60mm | 36本 | 1374mm^3 |
やはり0.9mmが一番お得という結果。
ほら、やっぱりシャープペンの芯は0.9mmがいいのさ。
ん、本来のテーマからずれている気がする。
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2012.4.23 *** Hiroshi Yae -- E-Mail: h_yae@sa2.so-net.ne.jp -- Twitter: @h_yae ***