TGIC-120Rの便利な改造

アナログサブモニタのTGIC-120R
お値段の安さにつられてついつい買ってしまった一品。
ハングル文字がイカスにくいやつです。

TGIC-120Rwithピンボケ

こんなんでも、12.1インチWXGA(1280*800)。思ったよりも広い表示エリア。
つやつやのグレア液晶なので写りこみは激しいですが、それ以外は目だった悪い点がない。(といっても、目だってよい点もないんですが^^;)
物欲番長に優しいお値段のこのモニタ、お値段なりに機能が少ない。
前面ボタンが2つだけ・・・

電源スイッチとAUTOボタンのみ

こういう安物の場合、メインボードが使いまわしだったりすることが多々あります。
で、そういう場合は、もっといろいろな機能が使える可能性があったりします。

で。試してみました。


TGIC-120Rを改造していじり倒すぞ〜〜!


まずは裏返して様子見。
どっかのオンリーワンメーカーのように、ビス1本使ってなくてばらし方すらわからないようなものだったらあっさりとあきらめるつもりでしたけど。
普通にねじが使ってあります

下のほうに見えるねじ4本。
こいつは簡単にばらせるんじゃないかとおもい、まずは分解してみることに。

4本のねじをはずし、裏蓋をかるく引っ張ってみると、思いのほか簡単に隙間が開きます。

隙間

で、つめが両脇に上下1箇所づつ、上に左右1箇所づつありますので、慎重にはずしていきます。

つめが外れたら、本体下のほうを固定点として開きます。

開く

中身は適度に集積されていて、ケーブルも少ないですが、そんなに長いケーブルではないので、横方向や上方向に開こうとすると線を切ってしまうかも。

で、液晶をつないでいるケーブルは非常に硬くはまっていて、なおかつ液晶のボードがとってもやわいので、このケーブルははずさないようにしました。
スイッチボードをつなぐケーブルと、バックライトをつなぐケーブルをはずすと、裏蓋が自由になります。

この状態でメインボードの端子を覗いてみると・・・

スイッチコネクタ

スイッチケーブルをつないでいるコネクタのところに怪しげな印刷が。

ちなみに、今現在はこのコネクターの、MENUとON/OFF、GNDの3箇所からしかケーブルが出ていません。
それ以外のところに、SELECTとSW+、SW-、LEDG、LEDRと、なかなか使えそうな端子が残っています。

まずはこの端子を引き出して、実際に使い物になるか実験してみました。

手持ちのジャンクをあさって、使えそうなものを探します。

なんかのケーブル

昔のマザーからIFボードへコネクタを引き出すためのケーブル。
こいつを切断して使うことにします。
フラットケーブルはこういうときに重宝します^^;

切り取ったフラットケーブルの片側をコネクターの半田面に直付けします。

ケーブル直付け

で、ケーブルの反対側は空気穴のスリットから外部へ引き出します。

ケーブル引き出し

この状態で仮組みし、電源を入れて、SELECTとGNDをショートさせてみると・・・

メニュ〜〜〜!

おおっ!メニューが出た!

ためしにいろいろショートさせてみましたが、LEDG,LEDRはまったく変化なし。
それ以外は使えそうだということがわかったので、スイッチをつけることにします。

こういうときはタクトスイッチ。といっても手元になかったので・・・

通販

秋月電子の通販を利用しました^^;

100個入り

タクトスイッチ100個入り700円なり。

100個もどうする!っていわれそうだ・・・いいの、いずれなんかにつかうのっ!

スイッチが入荷したところで、どこにつけるか検討します。
順当にいけば前面スイッチのならびにつけたいところ。
しかし、普通のタクトスイッチなので見栄えが芳しくありません。
そこで・・・

後ろのスペース

ある程度スペースがあって、後ろから見てもわかりにくく、操作には問題のない場所。
後ろの出っ張りの下面につけることに。

この辺にスイッチが並ぶか確認。

スイッチのサイズ
内部スペース

スイッチも収まりそうだし、内部の余裕もありそう。
ここにマスキングテープをはって、大体の位置を決めます。

しるし

使うときはスイッチを見ない状態で操作できるように、ちょっとだけ変則に。
上下スイッチを縦並び、その他スイッチを横並びに配置します。

で、穴あけです。
実はこの穴あけってのが不得意なので、失敗しないように細いきりで、まず下穴を開けます。

細いので
下穴

下穴が開いたところで、太いきりでスイッチサイズに穴を広げます。

太くあける
スイッチサイズ

スイッチを並べるとこんなかんじ。

スイッチ並び

位置が決まったら、ホットボンドで固定して、先ほどのケーブルを半田付けしていきます。

半田付け

実はこの穴が、ほんとにスイッチサイズぎりぎりだったため、一番端っこのスイッチが引っかかってしまい、いまいち押したときの感触がおかしいんです。
一応テスターで確認したら問題なかったので、まあいいかと思ったんですが・・・・

懸命な読者様ならお分かりでしょう。

引き出したケーブルは4本。SW+,SW-,SELECT,GND
つまり必要なスイッチは3個。

・・・・・orz

というわけで、感触の悪いスイッチは使わないことに。

で、その他のスイッチの敗戦を終えたところで、裏蓋を閉めて・・・

干渉

なんと、本体側のコネクタと今つけたスイッチが干渉しています!!

よくよく見てみると、先ほど使うのをやめたスイッチのみ干渉。

らっき〜〜!

ホットボンドでつけただけなので、カッターを入れて強めにこじって取り外しちゃいました。

というわけで完成!

完成
みためわからない

下から間近で見るとわかるけど、普通に後ろから見てもわからない

思ったとおりにうまくいきました。

このスイッチ改造でどんなことができるか。

操作系としては、SELECTスイッチでメニューが出ます。
で、さらにSELECTでメニューの深いところに、AUTOスイッチでメニューの浅いところにいきます
+、-スイッチでその深さのメニューの選択ができます。

まず目をつけたのがここ。

OSD

OSDメニューの一番上。
この辺が言語選択じゃないか?英語でもあればめっけものとばかりにこのメニューをいじると・・・

日本語

言語設定大当たり。しかも日本語があるし。
メニューが日本語になったところですべてのメニューを確認します。

まずカラー設定
カラー

画像設定
画像

色温度設定
色温度

OSDメニュー
OSD

リセット
リセット


こう見ると、普通のモニターについている機能はフルについています。
こんなんでも色温度までいじれるのはご立派。

さて、実はそもそもの動機がありまして。
オーバースキャンのときのメッセージを消したい。
メッセージは・・・・
アウトオブレンジ
思ったとおりアウトオブレンジ。
で・・・

消せませんでしたorz


というわけで、とりあえず自分が楽しむためだけに行った改造でしたが、思った以上に使える状態になりました。


なお、この記事を見て”わたしもやってみよう”と思った人がいたとして。

こういうのって、ロットが違うとボードが違う可能性があります。そうするとそもそもこんなお手軽にスイッチが増やせなくなっている可能性があります。
また、今回スイッチをつけた場所は、すぐ裏側に冷陰極管のトランスがあります。ということは高電圧がすぐそばにあったりします。非常に危険です。

この記事は改造を推奨していません。わたしが試してみた結果のみ公開しています。

この記事を見て、改造をして何か問題が起こっても、当方およびHPの主催者は一切の責任を拒否します
何があっても自己責任。

ばちっ!といって幽霊になっちゃってもしらないよ〜〜!




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