前回はIDEOSを入手して日本語化してみました。
イタリアのファームウエアを導入することによって、確実に日本語対応になります。
(きっと日本通信のファームウエアが入手できればもう少し違った対応が取れそうな気はしますが)
で。
このファームウエアを当てると、今までまったく使えなかったWillcomCore3GのSIMが普通に使えるようになります。
実際に使ってみると、体感的に割合早い。基本操作がサクサクのせいかもしれませんが、灰鰤でネットするよりも幾分楽に使えます。
(画面が小さいので見にくさは大差ありませんが)
で。
IDEOSを3Gにつないだときに、こいつは便利だという機能が、標準でデザリングおよびアクセスポイントモードに対応していること。
ちなみに灰鰤も同じ機能を持っています。
で、今回はこんなことをやってみました。
灰鰤vsIDEOSアクセスポイント勝負!!
今回は標準で持っている機能で勝負なので、灰鰤にフリーウエアをいれてアクセスポイントという方法は取りません。
標準で入ってはいるものの、試用期間が1ヶ月しかなく、その後は2400円払って購入しなければならないというWiFisnapを使ってみました。
とりあえず2台並べてみます。
灰鰤のほうはiPh○neにちかいUIを入れてあります。並べてみるとなんかそっくりのようにも見えます。
ちなみに液晶は灰鰤に軍配!反射型液晶は昼間の明るいときの視野が格段に違います。
まずはIDEOSのアクセスポイントから実験。
androidOSはメニューボタンを押すと各種メニューが出てきます。
ここの設定ボタンを押すと設定画面に移動します。
一番上の”無線とネットワーク”を選択。
この中に無線関係(3Gも青歯も)の設定メニューが詰まっています。
で、デザリングのメニューもこの中にあります。
”デザリングとポータブルアクセス”というメニューがあるので押します。
ここで、USBがPCとつながっていると”USBデザリング”メニューがハイライトしますが、つながっていないと選択できません。
今回はそこは無視して、”ポータブルWi-Fiアクセスポイント”メニューを選択します。
”AndroidAPが有効です”と言うメッセージが出ればアクセスポイント化成功です。
こいつにPCから接続してみます。
PCはいつものこいつにがんばってもらいます。
PCのワイヤレスネットワークの選択画面にAndroidAPがあることを確認。
選択して接続します。
Android側でDHCPを立ち上げているので、PC側では何の設定もなく接続できます。
(ちなみにWPA2PSKを設定しておくとセキュアな無線通信ができますが、めんどくさいので設定していませんorz)
気になる通信速度は・・・
300Kbps。
FOMAエリアの理論値が384kbpsだから、まあまあ出ているほう。少なくとも、動画をなんちゃらしようと思わなければほぼ問題ないレベル。
ここまでの感想。
あまりにあっさりとつながってしまい拍子抜け。
こんなに簡単にアクセスポイントになるなんて、べんり〜〜と、ちょっと感動してしまいました。
さてさて、お次は灰鰤君。
UIはいじってあるものの、Wi-Fisnapの設定はここにはありません。
まずはWindowsおなじみスタートメニューを押します。
で、アイコンたちのちょうど真ん中変にお目当てのアイコンがあります。
その名も”無線LANツール”
無線LANのON/OFFや無線LANオプション(有料ホットスポット)の設定などができるツールとともにWi-Fisnapがあります。
早速アイコンをぽちっとな。
無線LANツールとWi-Fisnapの利用規約が連続して出てきます。両方に同意しないとどちらもつかえません。
とりあえず同意を押して先に進みます。
規約に同意すると無線LANツールが立ち上がります。
こいつの下のほうのアイコンがWi-Fisnapです。ご丁寧にルーター化と書いてあってわかりやすい。
こいつも押してみます。
ご注意のメッセージ。
じつは灰鰤を購入してからWi-Fisnapは一度も起動していなかったので、お試しモードが使えます。
もちろん、お試しを続けるで。
Wi-Fisnapのメニュー。
ここで、データ暗号化の設定ができますがWEPのみ。基本的に使わないときは電波を出していないのでこの程度でも問題ないとは思います。
3GとPHSの切り替えもここでできます。また、青歯利用のルーターとしても設定できます。
とりあえずWi-Fiでスタートします。
アイコンのばってんがなくなればルーター化成功です。
早速PCで接続してみます。
ワイヤレスネットワークの選択メニューにWiFisnapが出ているので接続を押します。
ちなみにこいつはAdhoc接続なので、アクセスポイントのみ接続の設定をしていると出てきません。
アイコンを見れば一目瞭然。Adhocでつながっています。
早速スピードテスト。
約300Kbps。表記は287Kですが誤差の範囲。体感的にはまったく同じです。
このWi-Fisnap、思ったより簡単に接続できました。こちらもDHCPをつんでいるのでPCは設定いらずです。
起動から接続までの手間はどちらもほとんど代わりありません。どちらがセキュアかといわれると、WPA2に対応した
androidということになってしまいますが、使わなければ意味がないのと、短期間の接続であればWEPでもないよりましなので、
どちらがいいかは本人しだいというところでしょうか。
ついでに、PHSでのWi-Fisnap接続の実験。
約100Kbpsほど出ています。
メールチェックや軽めのHPを見るくらいならこれでも何とか対応できます。PHS接続のときはほかに接続料がかからないので意外といいかも。
ということは・・・・PHSでアクセスポイントを開いてIDEOSでつなげば無料ネットワーク接続!!
・・・ができるかと思って試してみたんですが。
まず、IDEOSのほうにAdhocモードがありません。無線LAN子機モードと親機モードのみ。
つまり、IDEOS同士のWi-Fi接続はできないってことですね。
ならばと青歯接続を試してみましたが・・・
接続はできるものの、サービスが出てきません。つながっているだけ。データの送受信はできませんでしたorz
IDEOSの問題なのかandroidの問題なのかはわかりませんが、無線関係はかなり用途が限られてしまうかもしれません・・・・
というわけで、アクセスポイント対決は互角という結果に。
HSDPAモードで接続できれば、もしかすると機械のオーバーヘッドの差が出てきたかもしれませんが、FOMA接続では差が見られませんでした。
あちこちで試してみたいけど・・・・WillcomCore3Gって別料金がかかるのであんまり使いたくないというか^^;
(それでもPCも何もかもつないで5000円ちょいなので、Doc○moでPC接続するより格段に安いんですが・・・)
とりあえずIDEOSの実験はこれにて終了。
現在IDEOSはレコーダーソフトを入れてギター練習のお供にしてみたり、燃費計算のソフトを入れて見たりと、単独利用をメインにしているのでネットにつながっていなくてもあまり問題なかったりします。
電話として使うなら、やはり普通の携帯電話が一番使いやすいし。
そう考えると、いまだスマートフォンをメイン機にするのは個人的にはなしだなぁとか思ってみたり見なかったり。
もうちょっと軽くて長時間使えるスマートフォンが出たら物欲が復活するかも??