私のブログを熱心に見てくれている人であれば(いるのか?)はるか昔にカーオーディオを入れ替えた記事の記憶があるかもしれません。
オートバックス謹製、Audion J205という、MP3データを再生できるカーオーディオ(今は珍しくもなくなってしまいましたが)がつけてあります。
このカーオーディオ、もう1年くらいバックライトが切れたままになっています。
いずれは直さないとなぁとか思いつつほったらかしになっていたのですが、まあつい最近もバックライトの修理をしたことだし、ここらでこいつも直してみるか?と思い立ち、修理することにしました。
というわけで今回のお題。
カーオーディオのバックライトを修理するぞ!
実は修理する本当のきっかけは別にありまして、最近車を変えたんです。
で、オーディオがもったいなかったので新しい車に乗せ変えたんですが。
なぜか片方のスピーカーから音が出たり出なかったりするんです。
で、バランス調整なぞしようとおもっても、バックライトがつかないので表示が見にくい。
太陽にかざして、角度を変えてみてみたり、間で操作してみたり・・・
これでだいぶ苦労してしまいまして。こりゃ、不便を感じているうちに修理しちゃったほうがいいなと。
そんなことでもなければ修理しなかったかも??
修理前はこんな状態。
切れたバックライト。
ストロボの反射で、なんか普通に見えているように見えますが、ストロボを切るとはっきりわかります。
キーのところのイルミのみ点灯してます。液晶は真っ暗。
早速修理。
このオーディオのコントローラ部分は取り外しができるので、ここだけ持って室内に。
こいつをばらします。
まずは裏の4本のねじをはずします。
で、裏蓋をはずします。
外周ぐるっとつめでとまっているので、折ってしまわないように慎重に・・・というほど弱い力だとびくともしません。
多少傷つけてもいいくらいの気持ちでドライバーを差し込んで、
えいっ!
で、問題の液晶はど真ん中についています。
液晶の右側に端子が4本見えます。
お、こいつがバックライトか。・・あれ?トランスが見当たらないぞ?
なんと、LEDバックライトでした!
当時すでに高輝度のLEDは普通に生産してましたし、光電管をつむよりコスト的にも安かったんでしょうね・・・・
というわけで、方針としてはLEDの付け替え。
といっても手持ちに同型のLEDがあるわけではありません。
しかも、このLEDというやつは、見た目では仕様がさっぱりわかりません。
仕方がないので手持ちのLEDを無理やりくっつけて、後は運を天に任すことに。
で、手持ちのLEDがこれ。
よりにもよってチップ型。
1608型といいまして、長辺が1.6mm、短編が0.8mm。
普通に手持ちで半田付けする代物ではありません。
・・・これしかなかったんで、無理やりつけることに。
まずは保護フィルムをはぎます。
フィルム、切っただけでまだ残っていますが、この残ったのをとったら、その反動でチップが宙に舞って消えましたorz
だから、フィルムはとらないではぐだけ。
この状態で細く切ったマスキングテープを貼り付けてチップを取り出します。
チップの凸マーク側がカソードになります。方向を間違えないように・・・・・
端子部分に半田を乗せます。
リード線をくっつけます。
で、はじめはこれを古いLEDと交換する予定だったのですが、あまりにも弱々しいので、亀の子にすることに。
古いLEDの端子に半田付け。
で、古いLEDにチップLEDを密着させます。
反射板で端子がショートしてしまわないようにマスキングテープを利用して絶縁
反射板を元に戻して、カバーを取り付けます。
カバーの右側をよく見ると、絶縁に使ったマスキングテープの端っこが見えています。
これで、ケースに収めて完成。
ついでにコンパウンドで表面を磨いて傷を落としておきました。
で、端子間の短絡がないことだけテスターで確認しておいて、あとは取り付けて点灯試験
おお!大成功!
明るいといまいちわかりづらいですが、回りを暗くすると一目瞭然
これで、勘に頼った操作をしなくてもすみそう〜〜
実際、不具合が出なければ修理しなかったと思います。
音楽を聴くだけなら、液晶を見なくても操作できる範囲だけでとりあえず聞けますし。
それでも、液晶が見えるようになると操作も楽になりますが、いろんな機能を使うことができて万々歳。
やっぱ修理してみるものですね〜
ちなみに、音のならない原因はスピーカー端子の接続不良。
端子がきっちり刺さっていなかっただけでした・・・・・
手抜きはだめだめorz