お風呂のシャワー水栓を交換する!

うちの親は、ちょっと体が悪く、自由に動けなかったりします。
でも、その分鍛えていて、結構力があったりします。

問題は、力があっても細かい動きができないこと。

お風呂にはシャワーがついていたりします。
で、シャワーとカランの切り替えがハンドル方式で、右にひねるとシャワー、左にひねるとカラン。
中央で水が止まるんですが、これがまたうまくとめられない。
で、力が入っちゃうもんだから、徐々にハンドルが曲がってきちゃいまして。

うちのおふくろ様から、
”いよいよハンドルが回せなくなっちゃった。新しいシャワーに換えて!”
と依頼されまして。

今月のお題。

うちのお風呂のシャワーを交換するぞ〜〜!


ちなみにこれが家の古いシャワー水栓
お古の水栓

型式は忘れましたが、当時結構いいお値段だったサーモスタット混合栓というやつ。
右のハンドルは温度調整。真ん中のハンドルで切り替えと水量調整ができます。
で、よく見ると真ん中のハンドルがお辞儀しています・・・・

新しい水栓は、こんな箱に入ってきます。
はこ

メーカー直送。もちろん、ホームセンターで扱ってるやつとは違います
なぜこんなものが手に入るか?
じつは私の本職はこっちなんですね〜〜〜
このシャワーに交換交換。

まずは、水道をとめます。
量水器

家の敷地のどこかに、量水器というのがついています。水道メーターとも言いますね。
この手前についているハンドルをひねると、家中の水が止まります
これで準備オッケー

早速古いシャワーをはずします。

まずは、シャワーの後ろにある袋ナットを回してゆるめます。
袋ナットを回す

両方の袋ナットを緩めると、シャワー本体が外れます。
はずれる

で、のこったクランクもはずします。
クランク

ちなみに、ここで使っている工具はアルミでできてみまして、器具に傷をつけないようになっています。
まあ、はずすほうの器具に傷がついても何の問題もないんですが^^;

両方のクランクをまわしてはずします。
両方まわす

で、はずしたところがこちら。
はずれた

ネジのところがさびさび。

お客さんのシャワーを交換しているのであれば
「あ、これはだめですね〜配管から修理しないと使い物になりませんよ」
とかいって結構な大工事になってしまうところですが、自宅の修理は手抜き手抜き
軽くさびを落として、そのままつけちゃいます

新しいシャワーの箱を開けると、まずは取説や施工説明書などが目に入ります。
施工説明

ちなみに、あたらしいPCをいじるのと違って、この施工説明書はじっくり読みます
とくに、新しい器具などは、取り付け方法が変わっていたり、特殊な部品が必要だったりする ことがあるので、一応念入りに見ておきます。

一通り読んだところで、中身を確認。
ホース

シャワーホース。一般的なホース。に見えますが、実は特殊ホースだったり。
根元の白い部分がハンドルになっていまして、ここでシャワーの水量調整ができたりします。

ヘッド

シャワーヘッド。
通常のシャワーとマッサージシャワーの切り替えができます。

本体ほか

本体とその他もろもろ。
この本体も、普通ではなかったりするんですが。

取り付けはおおむね取り外したときの逆順。
まずはクランクを壁に取り付けます。

やけど注意

クランクの片方には、やけど注意のシールが貼ってあります。
こちらがお湯側

おさらを取り付けて・・・
おさらつけ

シールテープを巻きつけます。
シールテープ

巻き数だいたい10〜13回。平行ネジ(いつまでもネジのサイズが変わらないもの)なので、多めに巻きつけます。

で、液状シール材を塗布します。
ヘルメチック

止水とともに防錆にもなります。
先ほどさびを落としたネジ部分にもたっぷり・・・
ヘルメチック

で、右の穴にねじ込みます。
右の穴(お湯側)


同様に反対側のクランクも取り付けたら、いよいよ本体
形は特殊ですが、普通のシャワーをつけるのとなんら変わりません。
ほんたい

コツとしては、本体を仮固定してからクランクの位置を決めること。
そうしないと、まわしすぎちゃったりしたときに緩め方向に回す羽目になり、それが原因で水漏れを 起こしたりしますので。

で、取り付け終了。
完了


見た目でわかるとおり、ハンドルは温度調整のみ。
ボタン

本体にボタンが2つ
シャワーのボタンを軽く押すとシャワーがでます。もう一度押すととまります。
カランのほうもワンタッチ。
両方同時に出すこともできます。

べんり〜〜〜!!

体の不自由な親父さんにも力のないおふくろさんにもおおむね好評です。
で、自分で使ってみても具合がいい。
私の場合、極端に目が悪いので、ぼやっと見える大体の位置で判断して操作するんですが、意外とボタンが大きいので 間違えずに操作できます。

時代は進化したなぁとおもうことしきり・・・



仕組み的には結構簡単で。
スイッチの下にダイアフラム弁がついていて、スイッチを1回押すごとに
ダイアフラムを押す/離すが切り替わるようになっています。
で、電源など一切なしでスイッチ切り替えができるという仕組み。
今出湯しているほうのスイッチはダイアフラムにおされて飛び出て見えるので、見た目でも わかるすぐれもの。 
子供のいたずら防止にチャイルドロックもついていますが、これ、ロックしたことを忘れると 故障と勘違いしそう・・・・

ちなみに、この便利なシャワー水栓。
お値段もけっこうしますが、それ以上に快適です。
みなさんもシャワーを交換する予定があったら考えてみては??


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