夏休みの自由研究は必ず工作でした

なつやすみの定番、宿題は最終日??

私の場合、最初の3〜4日で半分くらい終わらせちゃいます。
で、そこで気が緩んで、最後の2〜3日であわててまとめるというパターン。
もちろん、親は一切手伝ってくれません。(あたりまえ)

で、困るのが自由研究。
朝顔の観察とか、毎日記録しなければいけないものはこの時点で不可能。
読書感想文はそもそも宿題の中に入ってたりするのでこれも不可。
となると、残るのは工作系。

虫の標本とかは、そもそも虫取りが苦手なので不可。
おのずと、何かを作る方向に行ってしまいます。

昔は今みたいに”夏休みの工作キット”とか売っている時代ではないので、何か作るにしても企画設計まで自分でしなければなりません。
手先が器用なほうではなく、根気もなく、時間もない。
この状態で毎回作って酷評を浴びていたのが、廃物利用の変なもの。

そこで今回のお題。


昔を思い出して、夏休みの工作をするぞ〜〜


ねたはこいつ。

壊れたマウス

壊れたマウス。
こいつを何か変なものにしようかと。

ついでにこいつも。

壊れたUSBケーブル

こわれたUSBケーブル。
一見まともそうに見えますが・・・・

修理失敗した端子

端子の金物が取れてしまい、接着剤で固定しては見たものの、機器に差し込むとすぐにポロリと取れてしまうという・・・・
こいつの端子を切り落として、ケーブルのみ使います。

ますはマウスの処理。

べたべたマウス

このマウス、USBに接続しても認識しません。
LEDも光らなくなっているので、ケーブルの断線かボードの不良。
いずれにしても分解するのですが、その前にこいつの表面。
もともとは滑り止め処理がしてあったのですが、いつの間にやら溶けてべとべとに・・・

こいつを洗剤でこすって落とそうとしてみたんですが・・・

中まで洗剤が!

いつのまにやら中のほうまで洗剤が入ってしまいました。手抜きはだめですねぇ

しかたないのでばらして再度洗います。

ちょっとはまし

少しはましになったものの、完全には落ちません。
仕方がないので、コンパウンドで磨くことにします。

壊れたマウス

コンパウンドをつけてこすこすこす・・・コンパウンドをつけてこすこすこす・・・コンパウンドをつけて・・・
だ〜〜、やってられっか〜〜!!

バフがけ

すぐ機械に頼っちゃう。バフがけ。

ちょっときれい

つやが出る程度には落とすことができました。

さて、ケーブルを確認してみると、4本中2本が断線しています。
もともと安物のマウスなので仕方がないのですが、原因が断線だけなら修理して使いたい。
で、先ほどのケーブルをつかって・・・・

ケーブルだけ交換してみる

ケーブルだけ交換して実験してみましたが。動きませんでした。
もしや、先ほどの洗剤のせい・・・?とか考えてもいまさら遅いので、さっさと先へ進みます。

こいつの中に、U101のときに使ったばらしたUSBメモリを内蔵してしまおうというのが実はもともとの発想だったのですが・・・・

こわしてしもたorz

前にケーブルを半田付けしたときに、固定と絶縁をかねてホットボンドをつけておいたのです。
で、それをはがしたときに、端子まではがれちゃいましたorz

幸いマイナス端子だったので、きっとアースとつながっているだろうとあてずっぽでアースに接続したのですが。
USBにつないだ瞬間、”ぽっ”と煙が出まして。
お釈迦になりましたorz

一番の肝がなくなっちゃうのは困るので、近くの電気屋で安物探し。
さすがに捨て値で8Gとかあれば買っちゃうのですが、あるのは容量の少ないものばかり。
しかたがないので・・・

マイクロSDHCアダプタ

マイクロSDHCアダプタを買ってきました。
手持ちで使っていなかった16GのSDHCを内蔵します。

で、これだけではつまらない。
さらに手持ちの"買ったはいいが使い道がない”部品を内蔵することにします。
これが3V仕様だったので、USB端子から3Vを引き出すべく、パーツを探します。

壊れたATX電源

そこらに転がっていた壊れたATX電源。
こいつから部品を拝借します。
狙いはこいつ。

ダイオード

ダイオード。
こいつの電圧降下を利用して、3Vに近い電圧を作ることにします。

ダイオード1個で約0.6V降下します。USBの電圧は5Vなので、3〜4個つなげば近い数字になるはず。

ダイオード4個つなぎ

4つのダイオードを壊れた基盤から引っぺがして、直列につなぎます。
で、テスターで電圧確認。

テスター

写真では3.13Vを表示していますが、実際は4Vになってみたり8Vになってみたり・・・
USB直接の電圧は4.85Vで安定していたので、ダイオードのせいか??
ツェナーダイオードだからいけないのか??

この後、アナログテスターで調べたところ2.5Vで安定したのでとりあえずこのまま続けます。
機器が動かなかったら1個取ろうっと。

熱収縮チューブ

熱収縮チューブをかぶせ絶縁します。

リード線

マイナス側にリード線をつけて、残りのすべての端子も熱収縮チューブをかぶせます。

マウスのボタン基盤

このマウスは、ボタン部分と受光器部分が別基盤になっていたので、ボタン側をスイッチとして流用します。
スイッチ基盤のコモン端子に先ほどのダイオードを接続します。
で、その他の部品を接続して詰め込みます。

つめこみっ!

一番表面側にあるのが、USB端子に刺さったSDHCアダプター。
その下に2つ。
平べったい四角いのが赤色レーザー。
その横の丸いのが・・・・

振動素子"

携帯電話でおなじみの振動素子。
両方とも、秋月電子の通販で買ったものです。
(本来は別の部品を買ったのですが、送料がもったいなかったので、興味のあったこまごました部品も一緒に買ったんですよね〜)

この二つを無理やり内蔵してみました。

で、

穴あけ! 穴!

ふたを閉めたら、細いドライバを利用して先端に穴を開けます。
もちろん

レーザー

レーザー光の穴です。マウス左ボタンを押すとレーザーを照射します。

これで完成。

完成


その名も
「マウス形のUSBメモリ内蔵レーザー、つぼ押し機能つき」

・・・なんじゃそりゃ?




できあがってみると、ほんとに”なんじゃこりゃ”です
でも、なんか本当に昔の工作を思い出したりして、楽しみながら作ってしまいました。

・・・こんなものばっかり作ってたので、酷評されたんだろうな〜とかおもいだしてみたりorz



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