清涼飲料水


とうとう甲信地域も梅雨入りしてしまいました。
ジメジメ、ムシムシの中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
まぁ家庭菜園や、家庭水田の管理は多少楽になるので、しばらくの間は我慢しましょうか。

さて、今月のお題はと言うと、こんな時期にはせめて「爽やかな飲み物で気分爽快に!」
・・・と言う訳でこんな小物を作っみました。
どこぞのTVCMのノリで「♪ こんなーことで、うまくいくのかの、じっけん!」です。
早速ですが本題の方へ行ってみましょう。
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さて、化学の問題である。

 問1:水に重曹とクエン酸を入れると何が出てくるでしょうか?

小学生の理科レベルの問題なのできたぶん皆さん正解であろう。
正解は「二酸化炭素or炭酸ガス」である。
まぁ「細かい事を除けば」であります。そこのお兄さん揚げ足は取らないで頂きたい。(ねっ、ま○くさん)

今回ネタに選んだのは(ウソつけ!選ぶほどネタの候補はない)この原理を使って、
爽やかな炭酸飲料水の自作にチャレンジをした事である。

密閉容器に水に重曹とクエン酸を放り込めば、一応炭酸水っぽいものは出来るが、
これでは、反応後の生成物も一緒に頂く事になってしまいよろしくない。
そこで二酸化炭素を発生させる容器と二酸化炭素を飲料水に溶け込ませる容器を別に用意し、
二つの容器(ペットボトル)を耐圧ホースで繋いだ。
完成した「二酸化炭素発生装置」と「炭酸水製造装置」がコレである。
装置


これが今回使った重曹とクエン酸である。
薬品

ちなみにこのクエン酸は大変高価だったので次からはネットで買ったコレを使う予定。
(食品品質クエン酸1kg入、一袋で1K円未満でした)
廉価クエン酸


二酸化炭素は温度の低い水のほうが良く溶け込むので、
飲料水容器(右側のペットボトルで底まで耐圧ホースが届いている方)には、
冷蔵庫でキンキンに冷やした冷水を入れる。
発生容器(左側のペットボトル)には常温の水と重曹とクエン酸を入れる。
反応は直ちに始まり、二酸化炭素が出始めるので手早くペットボトルの蓋を閉める。
この時、内部の空気が炭酸ガスで押し出されるように飲料水容器の方を若干遅れて閉めるのが良い。
飲料水容器のホースの先からは「ポコポコ」と二酸化炭素の泡が出て飲料水に溶け込んでいく。、
次第に圧力が高くなっっていきペットボトルは次第に固くなってくる。
このまましばらく放置すると炭酸水の完成である。
あとは「ハイボール」なり「カル○スソーダ」なりを作っておいしく頂くのである。

「炭酸水なんて買ってくれば良いじゃん」って人は放っておいて、
自作の炭酸水を作ってみたいという方はどーぞお楽しみあれ。

最後に二言
1:使用するペットボトルは炭酸飲料の入っていたペットボトルをお使いください。
お茶などが入っていたペットボトルでは圧力に耐え切れず破裂の恐れがあります。
2:もし自分もやってみようとお考えの方はあくまでも自己責任でお願いいたします。
圧力が掛かりますので装置が破裂する恐れがあります。

------------------ 今月のワンショット --------------------

薫炭作り

籾殻(モミガラ)が沢山あったので廃品の煙突を使って庭先で薫炭作りをしてみました。
まさしく「田舎の風景」であります。
出来上がった薫炭は家庭菜園の土壌改良のため漉き込みました。
良い土になーれ。

それでは又来月(・・・は暑気払い?)であります。

コメット