ワンボードマイコン!

とある日。
うちに帰ってくると、見慣れた小包が・・・

アマ○ンの小包

はて、最近買い物をした記憶がないんだけど、なんじゃらほいと空けてみると・・・


学研 おとなの科学

おお、そういえば予約してたっけ!


というわけで、 ワンボードマイコンをいじってみました〜〜


私の場合、初めて触ったPCがNECのPC-8001、初めて自分で買ったPCがSHARPのPC-1200(ポケコン)というわけで、ワンボードマイコンにはじめて触ったのは高校に入ってからだったりします。
高校の部活にあったのがTK-80。知る人ぞ知る名機です。
こいつにXYプロッタがつながっていて、制御プログラムを書いて遊んだ記憶が遠くかなたにあったりします。

本誌と付録

で、今回のワンボードマイコンは、学研さんから発売されている大人の科学の付です。
なんと4ビットマイコン 雑誌がメインでマイコンは付録です^^;
付録

付録のマイコンはパーツのまま入っていて、ドライバー一本で組み立てるようになっています。
誰でも簡単に組み立て可能!
基盤の部品はすでに半田済み。CPUはコーティングされていて見ることはできません。
表示はLCD1桁?LED7個。シンプル^^;
ブザーを鳴らすためのスピーカーもついています。
で、特筆なのはキーボード
廉価版とはいえ、マシン語を打ち込むためには最低限16個のキーが必要。制御系まで含めれば20キーはほしいところ。
このキーをどうやってコストダウンしているかと思ったら・・・
きー1

きー2

なんと貼り付けタイプのキーボード!
格子状になった両面テープをキーが印刷されたフィルムに貼り付け、それを本体に貼り付けるだけ。
これが思った以上に快適に入力できるんでびっくりしてしまいました。
組み立て後

というわけで、組み立てるとこんな感じ。
サイズ的には小さめの電卓くらい。
厚みは結構あります。なんと言っても電源が必要なので。
電源

電源は単3乾電池3本。
説明書によると、充電式の場合は電圧が足りなくて誤動作する可能性があるとのこと。
とりあえず動いているのでよしとしよう。
ちなみに、デジカメ専用電池の場合は電圧が高すぎて壊れてしまう可能性ありとのこと。
電子機器なのでデリケートなんですね〜
電源ON!

電源を入れると、光り輝くFの文字!

さて、この4ビットマイコン。
プログラムエリアが、00−4Fまでしかない!(80個の情報を書くことができます)
ちなみに、4ビットなので、単位はバイトではなくニブル。(情報元は某ま○くさん。Thx!)
つまり、プログラムエリアが80ニブル。
ちなみにデータエリアが16ニブル。
レジスタは豊富で、a,b,x,yと4つあります。裏レジスタも持っていて、入れ替えすることも可能。
命令コードは標準15個、拡張15個の30命令
フラグレジスタは1ビットのみで、命令によって立ったりたたなかったりします。
代入、加算、ビットシフト(右)ができます。減算、ビットシフト(左)はありませんが問題なし。
フラグによる条件分岐が1種類。うまくできていて、この命令だけで、無条件ジャンプ、条件の正負によるジャンプに対応しています。
この命令コード、見れば見るほどよくできていて、ぱっと見だいぶ偏った命令群の様でいて、必要最小限にまとまっています。
とりあえず、雑誌を見つつ、プログラム入門のタイトルだけ見て、それらしいプログラムを組んで遊んでみました。
やっぱり、実機があると面白いです!エミュレーターとは違った楽しみがありますよ〜

あと、いくつかのプログラムが内蔵されています。
個人的によく使うのがタイマー。
3分にセットして、ラーメンタイマーとして使ってみたり^^;




というわけで、簡単にワンボードマイコンの紹介をしてみました。
プログラムも書こうとかおもったんですが、あまり面白いプログラムが浮かばなかったのと、同じ機械を持っていないと無意味なので中止。

ただ、"gmc-4""【大人の科学】"でぐぐってみると、このワンボードマイコンを使ったムービーがいくつかヒットします。
結構びっくりするようなのもありますので、ぜひ見てみてくださいませ〜〜
参考にひとつ。 ニコ動が見れる方はぜひ見てみてください!
【大人の科学】4ビットマイコンで Don't say “lazy” 【けいおん!】


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