丘の上の湖まで





息子Bが小学校に上がり、約束だった自転車を買ってやりました。

GIANTのXTC24。GIANTは台湾の自転車メーカーで、世界最大の自転車メーカーです。

高品質の自転車を比較的低価格で提供しています。

息子Aの自転車もこのメーカーのもの。

近所の自転車屋さんに発注したのが4月も押し詰まってからだったので5月の連休に間に合うか
心配していましたが、何とか4月中に納車。

その日のうちに早速いらないスタンドを外して、ポジション調整。

ついでに余っていたELITE CIUSSI GEL ボトルケージ(←なまいき!)も付けてやりました。



さて、新しい自転車にニコニコの息子Bですが、我が家には代々「新しい自転車を買ってもらったら
山を登らなければならない」という掟があります。(うそ)

連休中にあちこち走り回り、自転車にも慣れてきた5月10日、ついにその日はやってきました。

塩尻市西部に沓沢湖というの沓沢川をせき止めて作ったダム湖があります。

ここは農業用水と上水用の取水を目的に作られた湖で、標高は767メートル。

我が家の標高がだいたい650メートルくらいですので、100メートルくらい登ることになりますが、
ダラダラ8キロメートルの道を100メートルくらい登った後、2キロメートルくらい下りダムの堤下に
着き、その後一気に30メートルほど登りダムの堤の上に出るルートになります。

実際は8キロメートルのダラダラ登りの方がきつかったりしますが、ようはダムの堤を上る道。

ちなみに、この沓沢湖、けっこう有名な霊感ポイントだったりしますが、息子達には内緒。

それに湖自体は大丈夫だそうで、ほんとにやばいのは沓沢湖と芦の田集落をつなぐ観音路隧道
の方らしいです。

この隧道は幅が一車線、長さが100メートルほどのトンネルで、中は真っ暗。

昼間でも路面は全く見えず、ジメッとしてほんとにやばそうですが、私、霊感が無くよく分かりません。

ちなみに私、この隧道は何度も通っていたりします。ん!? 今の貧乏はもしかしてここのたたりか?



朝から気温がぐんぐん上がり、湿度も高くジメッとしたこの日。

ゴール地点の沓沢湖でお昼を食べることを計算に入れて10時出発です。

いつも何かとお世話になっている松本空港を過ぎると、周りはのどかな田園風景。

この辺ではもうすぐ田植えのシーズンを迎えます。

周りには水を張った田んぼが広がり、早苗が植えられるのを待っています。

10分も走ると暑さも手伝い、早速息子Bのギブ宣言。

真っ赤な顔をしていますが、まだまだ余裕の表情。

さっさと切り上げ先を急ぎます。

暑いときには水分補給をこまめにします。

最近息子Aは走りながらボトルの水を飲めるようになってきましたが、ヒヨッコマークの
息子Bにはまだまだ無理。

ちょこちょこ止まって水分補給&休憩。

それでも暑いときには日陰でクールダウン。

5月とは思えない暑さに辟易しながら、何とかダム堤の下に到着。

さあ、これから地獄の登りです。ってもたいしたこたーねぇんですが。

息子Aに至っては余裕の表情。

でもこいつ、初めてこの坂登ったときは泣きながら登ったんですよぉ〜。(ないしょ)

泣きながら登る息子A。(ないしょ)

短い登りとはいえ、まだまだ小学1年生。

何回か休みます。

にしてもこの自転車、やたらGIANTのロゴが目立ちます。

こんだけGIANTのロゴ載せてやったんだから、なんかおくれ。→GIANTさん

必死にこいで登る息子B。

フラフラしてます。

ついにガードレールにもたれかかるように停止。

そこへすかさず息子Aが駆けつけます。(うそ)

「大丈夫か?」とか、かっこよく励ましているように見えますが、ゲームとか
漫画のことを話している奴ら。

この人達の頭の中って何が詰まっているんでしょうか?

見てみたい気もしますが、見たら見たで怖いかも。

さああと一息だぁ。ガンバ。

到着ぅ。

達成感にむせび泣く息子B(うそ)に対し、余裕の表情でクールに決めてるつもり決める息子A。

重い思いをしてバックパックに詰めて担いできたカアチャン特製焼きサンドイッチ。

うまいんだ、これが。

食べ終わったら湖面まで降りて遊びます。(心霊スポット)

そして急坂を押して登り、車道まで出たらトンネル(心霊スポット)を越えて
芦の田集落を目指します。

無事トンネル(心霊スポット)を越え、お家へ。

試練(心霊スポット?)を乗り越え漢になった息子B。

・・・どの辺が?