DualAtomの小さいデスクトップマシン

昨年9月に発表され、その実物を上田のお店で10月に見てから、ほしくてほしくてたまらなかったマシンがあります。
利点は、その小ささと消費電力。

GCの性能はたいしたことないので、ゲームマシンにするには決して向いているとはいいがたいものの、DualAtomコアで、HT対応なので、見かけ上4コアマシンとして動く。おもしろそう〜〜

で、常々買いたいとは思っていたのですが、マザーに見合ったケースがなかなか出てこないんです。
特に出始めのころは、マザーはあるのにケースが1ヶ月待ちとか、気に入ったケースはいつ入荷されるかわからないとかで、どうしようもない状況が続いておりました。

そんなこんなで今年の2月。いつもの集まりの1週間前に、私用で上田のお店を訪れたところ、
あるじゃないですか、マザーとケース!


というわけで、さくっと購入。D945GCLF2
マザーボードにCPU直付け、チップセットから何から何まですべて内蔵。
メモリとドライブをセットするだけで動いてしまうという、自作心をまったくくすぐらない仕様^^;
このマザーボードに、ケースとメモリをつけて買ってきました。
その辺のネットブックを買うくらいの金額で。

買ってきたもの

とりあえず、鯖に使う予定なので、光学ドライブはなくてもいいか。インストールするときだけ外部ドライブつけよう。
HDDは手持ちの70GBを使っとけばいいや。
というわけで、ドライブ関係はまったく買ってきませんでした・・・なんか、いつもこの辺で何か失敗しているような。

さっそくマザーボードを引っ張り出して見ます。

マザーボード

いや、これはまた小さい。隣のドライバーCDより一回り大きいだけ。
小さく、安く、小食に(消費電力を抑えて)が見た目でわかるような仕様となっています。

本体性能などはすでにあちこちのHPで紹介されているので割愛。

今回購入したケースは、マスタードシード SEED-MU-380Bというやつ。
当初ほしかったものより気持ち大きいもので、スリムタワーケースを半分に切ったような感じのサイズです。正面がちいさく、奥行きが大きいというか。
マザーと比べると一目瞭然。

SEED-MU-380B

この大きさで、2.5’HDD1ドライブ+ノート用光学ドライブベイ1がつけられます。
アルミ製で、一応ケースファンもついているので、放熱のほうは気にしなくてよさそう。

早速ケースを開きます。

通常のケースと違い、六角レンチをつかって4箇所のねじをはずします。

六角レンチでねじはずし

蓋を開けると、中には取説と各種ねじとケーブル類。横置きにするときの足もついています。(縦置き用の台もついています)
中身を出して、マザーボードを仮置き。
端子パネルをはめ込んで。は、はめこんで・・・?
このケース、端子パネルをはめ込む開口が気持ち小さいようで、思いっきり力を入れないとはまりません。
ケースが小さいこともあって、かなり苦労をしてしまいました。

で、このマザーボードにはPCIコネクタが1つついているのですが、ケースには開口がありません。

拡張できない・・

本来開口がつくべき部分には、電源コネクターがついています・・
PCIで機能拡張は基本的にできないので、購入予定者は注意しましょう〜〜


マザーボードをセットして、ケーブルを引き回すとこんな感じ。

ケーブルうようよ

ケースが小さい割りに、IDE,SATAなど一通りのインターフェースを備えているため、ケーブルがまるでうようよと生えてきているようにも見えます。収まり悪そう〜〜
しかも、電源ケーブルがいまいち短い。

ケーブルぱんぱん

CPU電源用の4端子のケーブルが気持ち短く、ぎりぎり接続できる感じ。
端子がケーブルに引っ張られて、”だいじょうぶか?”状態。

それ以外のケーブルは割合簡単に接続できます。USBもAudioもコネクタひとつでOK!

コネクタでらくらく

電源スイッチ、リセットスイッチなどのコネクタはいつもどおり、ばらばらですが、これも大して苦労せずに取り付けできます。

で、ドライブマウンターをよくよく見てみると、先に光学ドライブをつけないとHDDがつかない仕様になっています。
当初はつける予定はなかったのですが、手持ちドライブがあったので、軽い気持ちで取り付けて、さてケーブルは・・・あれ?

ノート用ドライブを接続するためのケーブルがついていません。あわてて取説を開いて、よくよく見てみると・・・

”ノート用光学ドライブはSATA仕様です”

・・・ケースの癖にインターフェースの仕様を決めるな〜〜〜orz
てか、ノートの光学ドライブもSATA仕様になったんだ・・・しらなかった--;

まあ、当初から光学ドライブをつむ予定はなかったので、とりあえずあきらめて、2.5’HDDを乗せることに。
・・・・あれ?ケーブルは?
こっちのケーブルもSATA用の物しかついてきませんでしたorz

ドライブがなければけんかになりません。が、こいつにはSDスロットが標準でついてきます。
SDをHD代わりにして起動できるかも!
・・・と、BIOSの設定と格闘したものの、HDDがついていないとそもそもの起動まで行きません。
BIOSエラーでとまっちゃう。
メニューにはSDドライブ起動があるので、きっとHDDがついてさえいれば外部起動もできるんでしょうけど・・・

あきらめて、ドライブを購入することにしました。

ネットでぼちぼちとドライブ探し。おお、今はSATAもこんなに安いのか〜、おお、光学ドライブも安い!

・・・・

ドライブ

だから、光学ドライブはなくてもいいんだってばorz

ドライブ組み込み

組み込んだところ。小さいケースの割りに、ドライブスペースは広いほうかな?
ただ、付属ケーブルが短い。

ケーブルが・・・

短い上に、コネクタの向きが反対だったため、1回よじって接続してあります。端子が近くて狭いため、この接続もちょっと苦労・・・

ケーブルをつないだら、蓋を閉めておしまい。

完成品

正面のサイズは、たぶんMacMiniくらい?奥行きは倍だけど。
まあ、狭いスペースに収まるんであまり気にはなりませんが。

で、鯖設定。

とりあえず、HDDは500GB。Web鯖+FTP鯖でも十分な容量。一部領域をWebDavで使う予定があるものの、こんなには使わないでしょ〜。
2パテに分けて、OS用に20G、残りはすべて鯖用に設定。

とりあえず、Web,FTP,Mail,Gameと4つほど動かしてます。
タスクマネージャを見てみると、よっぽど負荷がかかっても100%になることはほぼありません。
DualAtomあなどりがたし!
特に変わったのは、FTP周り。
今回、FTPソフトを変更したせいもあるんですが、転送エラーがほとんどでなくなった(今までは、ゲームのパッチのときに限って、エラーが頻発していました)のと、気持ち転送が早くなったような気がします。

この値段でこれだけ快適な鯖が組めるなんて、技術の進歩はすごいですね〜〜と、年寄りのたわごとで〆!


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