カメラ遍歴



※今月も諸事情により、某Y氏のリクエストにお答えすることは出来ず、新しいレンズのレビューはありません。



さて、今回EOS40Dを買うにあたり、15,000円以上で何でも下取りしてくれる(壊れていても)というということで、
何を下取りに出そうかと、ひとしきり悩むことになったのでした。

我が家に現存するカメラは以下の通り

●Nikon FG
初めて自分で買ったカメラ。

これは1982年頃自分で初めて買ったカメラです。
レンズは当初50mm一本でしたが、ズームレンズという物の便利さを知り、 36-72mm F3.5とTOKINA100-300 F5.6を使っていました。
(50mmはその後行方不明。多分兄貴の仕業だと思うが)
FGはNikon EMをベースにしたニコン初のプログラムAE機でしたが、グレードはEMとFEの中間に位置づけられていた物です。
EMには無かったマニュアルモードも付いていたので自分としては満足でした(本当はFE2,FM2,F3なんかが欲しかったけど)。

普及機のくせに1/90のメカニカルシャッターを装備しているあたりはさすがニコン。
デザインも今見ても格好いいと思います(さすがジウジアーロ)。
多少のスレや塗装の剥がれはありますが年式から考えるとかなりキレイです(さすが俺)。
モルトは劣化しているものの、まだ完動します。

でもニコンのレンズの脱着の回転方向は、どう考えても人間工学的に逆だと思うんですけど・・・。

モードラ(MD-14)付けた所


●EOS650
初めてのAF機。

ミノルタα-7000のαショック以来、時代はAFへと移り変わろうとしていた頃でした。それまで後継機などは考えてなかった
(NikonFM2,FE2,出来ればF3のどれかはずーっと欲しいと思ってはいましたが)のですが、店頭でEOSをさわってみて、
あまりにもAFが気持ちよく決まるので、EOS650と同時に発売されていたEF35-70mmF3.5-4.5のレンズと一緒に買ってしまいました。
今あらためて思うに、当時、ニコン機ではなく、EOSにしたのは、多分、キヤノンNew F1への憧れがあったからでしょうか。
プラスチックボディの安っぽい質感ですが、なにしろAFが嬉しくて 以来2003年の子供の保育園の運動会の最中に
シャッター幕に油がにじみ出てシャッターが作動しなくなるまでメインで使い続けた物です。

あらためて見てみると、初代EOSって結構角張っていたのね



●EOS10D
初めてのデジ一。

EOS650が使えなくなって後継機を選ばなくてはならなくなりましたが、時は2003年 
世はまさに一眼レフもデジタルの時代に突入していたのでした。
当時はデジ一の黎明期をようやく脱したと思われる機種が出始めた時期でした。まだまだフィルム機という選択しもあったのですが、
「もうデジタルにしてもいいかな。いいよね。やっぱこれからはデジタルでしょ。」と悪魔のささやきが聞こえて、つい食指が伸びてしまいました。
この際ニコンのD100などマウントを変えることも考えましたが、なにぶん高価で、更にレンズまで揃えると恐ろしいことになってしまうので、
マウントを変えるorマウントを増やすのはあきらめざるをえなかったのでした。
起動時間が長い(コレ結構致命的)以外は気に入っているので、サブ機として二台体制でこれからもがんばって貰います。
(AWB(オートホワイトバランス)は、なぜかEOS40Dより信頼できます)

バッテリーグリップ(BG-ED3)と EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを付けた所


●PowerShot G3
現在我が家で唯一のコンデジ。

400万画素で起動もEOS10D以上に遅くて、コンデジとしては大きくて重く、今時のコンデジとはとても比べものにならないスペックですが、
それでもセンサーは1/1.8インチのCCDですし、レンズはF2〜F3と明るいし画質に関しては全く不満はありません。
それにバリアングル液晶も付いているし、バッテリーやCFもEOSと共通で使えるしね。

ただポケットに入れるには少々大きすぎるので、もっと小さなのも欲しいのも事実ですが、なかなか予算を回すことが出来ません。(壊れるまでダメかも)



どれもこれもそれなりに愛着もあり、手放す気にはなれなかったのでした。
結局下取りは、実家の物置で埃と錆だらけになった親父のキヤノンFTb (50mmのレンズ付き)を貰って来て出しました。
(レンズは別で500円の値を付けてくれました。)
このカメラは親父のですが、NikonFGを買うまで勝手に使っていました。
フルマニュアル機でしたが、TTL開放測光ができたので素人でも結構使えました。