湯の丸高原

マスターも書くかもしれないが、なんと今回でWingwebはVOL.20を数える。当初は飽きっぽいメンバーの事
だからいつまで続くやら・・・っと心配されていたがいったいどうなっちゃったんだろう(笑)

ちょうどこの原稿を書いている今日7月19日、気象庁から「梅雨明けしたと見られる」と発表された。「梅雨
|が明けました!」の方がスッキリしていて良いと思うのだが、宣言後に空がぐずつくと文句を言うやからが出て
くるのをを警戒しての事だろうか?この曖昧な言い方がなんとも日本人的だなぁって思ったりしませんか?
・・・ワタシだけ?

そんな訳でいよいよ夏本番の到来です。これから暑い日が連日続くと思われますが、記事のほうは涼しくい
ってみましょう。先日レンゲツツジを観に山に行ってきたのでレポートします。それでは涼しい高原へレッツゴ
ォ〜ッ!

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行って来たのは湯の丸高原である。ここのレンゲツツジ群落は昭和31年に国指定天然記念物となっており、
6月中旬から7月中旬にかけて約60万もあると言う株に花をつけ一帯が紅色に染まるのである。

レンゲツツジ群落がある「つつじ平」は、目の前のゲレンデを登った向こう側にあり、徒歩で行くとおおむね45分
程かかる。自他共に認める軟弱者の私はリフトに乗って行くことにした。(ちなみに帰りは自分の足で下山してきた)



リフトに乗ってしばらく行くとカメラマンがレンズをこっちに向けている。散策を終えて戻るまでの間に写真をプリ
ントし売りつけようとしているのだ。私は腕で×印を作り丁重にお断りさせていただいた。んでもって返り討ち
とばかりにリフトの上から撮影してやったのがこれである。

ふと思い出したのだが昨年とある島に旅行した時、観光乗船したら勝手に写真を撮られ、周遊し終えて下
船すると磁器の皿に私の写真がプリントされており「記念にいかがですか?」と薦められた。私は皿を購入せ
ずに帰ってきたが、あの時の私の写真がプリントされた皿はその後どうなっちゃったのだろうか?処分?プリント
消して再利用?まさか何方かの食卓でおかずが盛りつけられているなんて事はないだろうな?まぁいっか・・・
気にしない事にするのである。



リフトの上から周囲の眺めを楽しんでいるとほんの数分でゲレンデの上に着いた。目指すつつじ平は更に
300m程歩かねばならない。木々の間をポツポツ歩いていくと急に視界が開け、花をつけたレンゲツツジが
一面に群生しているのが目に飛び込んでくる。



つつじ平には牛が放牧されていた。牛とレンゲツツジはよい関係で共生していると書かれていたが、おそらくは
ツツジの生育障害となる雑草を食べて牛が育ち、その排泄物はレンゲツツジの養分となっているからと思われる。



一番高い山が湯の丸山である。レンゲツツジは湯の丸山の中腹までずぅ〜っと続いている。この峰から左側は
長野県の東御市、右側は群馬県の嬬恋村となっている。ちなみに湯の丸山の向こう側がWing 2007年11月
号で紹介した角間渓谷である。



今年はレンゲツツジの花を楽しむには終盤となってしまった。レンゲツツジは牛と一緒に成長を続け来年お越
しいただく方々を待っている。皆さんも一度、足を運んでみては如何だろうか?

<<<<<<<<<< 今月のワンショット >>>>>>>>>>


最初は彩雲かな?っと思って撮影したのですが後で調べてみると「環水平アーク」という現象で、太陽高度が
高い時、上空に出来た6角柱状の氷の結晶が風を受けて同じ方向に並び、太陽光が結晶の横から入り底面
から出てくる際に、分光されてほぼ水平方向に広がった虹色が見えるという、いくつもの条件が重ならないと見る
ことのできない大変珍しい気象現象だという事が判りました。(ちなみに彩雲は光の回折で雲が虹色見える現象)

ご覧いただいた方もいらっしゃると思いますが、某TV局の某番組で視聴者の写した写真を紹介するコーナーに
投稿した写真であります。一応、あちらに投稿したものと同じ写真でなく同じ時に撮影した別のショットであります。
マスターこれってセーフだよね?