ヨーロッパ食べ歩きの旅 2007/11/25〜2007/12/3

もともと出張、つまりは仕事だが、それだけ終わらせるのはいかにも勿体ないし、いまの俺にとって欧州はただの地域ではなく、ある意味ちょっとした故郷でもある。故に食事を楽しんでやれという発想に至ったのは、眠くなったらベッドに入ると同じように実に自然な流れだったのさ。

ところで。今月だけ文体がいままでと違うのは、単に、とある小説に書かれていたそれがお気に入りになってしまったからで、たまにはこういう一人称でやってみるのも悪くないと思っただけのことだ。特別な意味なんか何もない。気になる、それ以前にこの文章を読んでくれる人が果たしてどれだけいるか考えれば、このほとんど自己満足とも言える書き物にそれほど注意を払う必要もないだろうよ。

そんな訳で今回は昨年末に食べ歩きした欧州の写真を並べつつ、ちょっとだけノスタルジックな気分に浸ってみようと言う趣旨である。気が向いたら眺めてみて欲しい。野暮な文章をあれこれ並べるつもりもないし、写真を眺めて少しでもそう言う気分を共有できればこれ以上ない至福さ。


■ニュルンベルグ

ニュルンベルグはドイツ南部にある小さな街だ。上田並みの田舎と言っても差し支えないだろう。地元のレストランとそこの食事、どうだい?

 

食事が終わった後に撮った街の風景だが、いかにもヨーロッパというこの景色は、欧州への回帰を悲願とする自分にとってはこの上なくすばらしいものに映るのだ。

 

翌日。昼間の風景も悪くないだろ?

 

ちなみにこの日、と言うよりもこの日あたりから一斉にクリスマスマーケットが始まったらしい。家族の食卓にろうそくを灯すなんて風習は、少なくとも日本にはないし、当然見たこともないのだが、ヨーロッパではごく当たり前に行われているのである。たまにはいいかもな。いろんな形をしたローソクを見るにつけ、ちょっとだけそんな気分になっただけさ。


■ブラッセル

以前ブラッセルに住んでいた頃、アパートメントの近くになじみのバーレストランがあった。Brusserie Rustique。

この風景がある意味、新たな原点になったことは間違いなく、これを忘れるのは、日々の食事を忘れるのと同じくらいに難しいだろう。

 

Rustiqueからみた風景

 

LeffeとSaumon Fume、どうだい?

 

Mechelenの街並み。こういうのを見てしまうと、文字通り日本に帰るのが嫌になっちまう。困ったものだ。
 


■ヨーテボリ

ヨーテボリはスウェーデン第2の都市らしい。まあ空港があるんだからそれなりに大きいんだろうが。

 

ヨーテボリの街
 

 

ファッションそのものは何となく日本と同じ雰囲気を感じた。もっともお洒落な格好なんてしないけどな。

 

半地下のレストラン、雰囲気抜群なのは当然として、食事も言うことなしである。


さて。写真はこれでおしまい。またいつかね。