紅葉狩り

あちらこちらから初雪の便りも聞こえ始め、いよいよ冬が駆け足ですぐそこまで迫ってきた。環境破壊による異
常気象が騒がれる昨今、果たして今年の冬ははどんな気候になるのだろうか?

さて、先月号のエンディングで「葉っぱ」でも撮りに行ってこようかな?と書いた。んでもって有言実行!・・・行っ
て来ました「紅葉狩り」。(リンゴ狩りやブドウ狩りは対象物を収穫してくるのに、紅葉狩りって葉っぱを収穫して
こないのに何故、紅葉「狩り」なんだろう?)

信州の山ん中で生活していると、わざわざ紅葉狩りなど行かなくても自宅の窓からでも十分に紅葉は見える
のだが、やっぱり日頃から目にする風景とは違う景色が見たいと、今まで近くに住んでいながら紅葉の時期に
は行ったことがなかった角間渓谷へと足を運んでみた。それでは早速「信州の紅葉」行ってみよう。

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角間渓谷は上田市街から菅平高原に向かう途中右手の角間山と烏帽子岳に挟まれた谷間にあり、旧角
間火山の噴出物などが侵食されてできた奇岩怪石が随所にある大渓谷である。渓谷内の秘湯「角間温
泉」では一軒だけの風情ある旅館「岩屋館」が建つ。角間温泉と言うと「志賀高原の麓、山ノ内町の角間
温泉を思い浮かべる方が多いと思われるが、あちらとは別物である。観光地としてはマイナーだが地元の人々
に人気があり、昭和61年には森林浴の森100選にも選ばれ、新緑から紅葉シーズンまで自然がいっぱい楽
しめるスポットである。

こちらが角間渓谷への上り口。旧菅平有料道路の横沢から入って行く。



角間渓谷遊歩道の案内看板。遊歩道=整備された散歩道と騙されてはいけない。

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岩屋観音への遥か上方まで続く階段・・・果たしてどこまで続いているのだろうか・・・



やっと階段を上りきり下を見下ろしたところ。出発点はかなり下方で見えない。



岩の窪みに祭られた岩屋観音。その昔、縄文人はこの岩の窪みを住居にしていたとの事。

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猿飛佐助が修行したといわれる岩。二つの岩の間を飛び越えて修行したのだろうか?落ちたら無傷では済ま
ない事、間違いない。

[photo6,



紅葉まっ盛りの枝間から木漏れ日が降り注ぐ。


鞍外しの岩。



見晴台から対岸の山上を望むと「鬼が城」が見える。その昔、鬼(盗賊?)が巣くっていたとされる。



木々の間から渓谷を囲む山を望む。



見晴台から道なき遊歩道を降りてくると木々の間から角間川の清流が見える。



角間川と遊歩道。数日前に雨が降ったので水量は多い。渓谷の奥へ進み角間峠を越えると群馬県の鹿沢
温泉へ抜けられるが現在は崩落していて通り抜け出来ないらしい。



角間川の中に立ってのワンショット。水面に紅葉が反射し黄金色のせせらぎとなっている。



岩屋館付近の崖上。息を呑むような見事な紅葉。



次回、角間渓谷を訪ねてみようと考えておられる方へ。川沿いの遊歩道以外は厳しい山道でとても遊歩道
と呼べるような代物ではない。私は当日スニーカー履きで望んだのだが、数日前に降った雨のせいで遊歩道(
=岩の上+落ち葉の積もった道なき急斜面+獣道)は、いまだに濡れておりスニーカーでは滑りまくってしまっ
た。足元には相当の気配りが必要と思われるので参考にされたし。尚、小さな子供と一緒の時は山に入らな
いほうがベターだと思われる。川沿いの遊歩道のみで自然を満喫されては如何だろうか?

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今まで我が家で活躍していたデスクトップマシンが友人宅にお嫁にいくこととなり、その後継ぎとしてニューマシン
をあつらえた。今後のことを考えてOSは「windows vista」にした。(leopardはどーしたんだっ!という突っ込み
が聞こえてきそうだが、今回は聞こえない振りをしよう。)まだ、使い勝手の違うOSにままやいている・・・どのくら
いすると慣れてくるのだろうか?

マスターがトップページで尽力を注いでいる「今月の一枚」の向うをはり、此処に「今月のワンショット」のコーナー
を勝手に開設してしまうのである。んでもって最初のワンショットは、その「ニューマシン」である。末永くご機嫌よ
く動いてくれ。

それでは又、来月お会いしましょう。

コメット

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