あまもっくら

例会当日になっても現行のネタがないコメットである。何かネタ探ししなくては・・・とD70ぶら下げて町内へ出
かけて来た。それでは即席記事をどうぞお楽しみあれ。

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例年この時期になるとテレビや新聞でさかき千曲川バラ公園の話題がでる。以前から気になってはいたんだ
が「近いのでいつでも行ける」という考えが邪魔をし近くの住んでいながらなかなか足が向かなかった。「さかき
千曲川バラ公園」は千曲川にかかる大望橋のたもとにある。「タカ」さんの居られる中野市も一本木公園のバ
ラ祭りが盛大で有名だが、こちらもこじんまりした公園の中にびっしりとバラが咲きまくりなかなか圧巻で引けを
とらない。

それでは現在見ごろのバラ公園、どうぞご覧あれ。


大望橋

重量1トン以上の車両は通行できない。中学生の通学路となっており朝夕は村上地区の中学生がチャリン
コでわたる。


つるばらのトンネル


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お昼も近くなった。家の炊飯ジャーは朝食で空っぽになっており、せっかく外に居るのだからと、このまま外食す
ることにした。突然ですが皆さん「あまもっくら」と言う言葉をご存知ですか?東北信地方の方言で辛味大根
のおろし汁の味わいの表現で、辛い中にも甘さのあるなんとも不思議な味のことである。ここ坂城町の特産
品に「ねずみ大根」というのがある。手のひら位の小さくて太く短い「ずんぐりむっくり」の形の大根でチョロッと根
が伸びている。まるでネズミの様な外観からねずみ大根と名付けられた。(中之条という地名にちなんで「なか
んじょ大根」という別名もある。)この大根は秋口から冬に掛けて栽培され、日当たりと水はけの良いやせた
土地で作られる。この大根は見た目のかわいさとは違い究極の「あまもっくら」を味わえる。

この町におしぼりうどんの店は沢山あるが今日伺った「かいぜ」という店はその中で個人的にNO.1だと思ってい
る。究極のねずみ大根のしぼり汁に適量の味噌をとき薬味をいれたつけ汁にうどんをつけて食するのである。
うどんの方も国内産無漂白小麦粉を使っている。出てきたうどんの薄黒い色をご覧あれ。本物の小麦の香り
と味がする。「うかたま」で有名となり、マスコミにも紹介されたりして、県外からのお客さんが多い。(なぜか地
元の人より県外の人の方が知ってたりする。)今日も駐車場には大宮ナンバーと熊谷ナンバーで地元の車
は私だけだったりする。皆さんもお近くにお越しの際は賞味してみては如何だろう?(いやわざわざ遠距離を
転がしてくる価値はあると思うが。)

畑の中の一軒や「かいぜ」さん


ねずみ大根にわざわざ(からねずみ)とことわる覚悟をさせられる旗


店内には記帳ノートがあり中をみると県外からの客がおおいことがわかる。(なかには大阪からわざわざこのうど
んを目当てに来た客もいる)

お店は奥さん一人で切り盛りしており、混雑時はかなり長時間待たされる。そんな客のためか自家製の漬物
などをサービスしてくれる。

いよいよお目当ての「おしぼりうどん」これから「あまもっくら」を賞味する。

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今回はここまでである。原稿は例会中に急遽仕上げた。読みにくいところも多々あるがご勘弁いただきたい。

最後に「うかたま」のHPをご紹介しておく。

http://ukatama.net/issues/200604/chiiki.html

製作・著作 コメット