わが家のノートPC by 八戸宏

去年の暮れ、久しぶりにノートPCを買いました。
というのも、長年苦楽をともにしたThinkPadの液晶が映らなくなったからです。

何を買おうかと悩んだんですがSONYの新機種VAIO TypeGを買いました。

で、今回はそのインプレ・・・じゃなくて今まで私が使ってきたノートPCを並べてみようかなー
という企画です。

スペックなんか比べても新しいほうが良いに決まっているんで外観や、使い勝手といった
ことを中心に書いてみます。・・・て前置きが長いぞッ。

まずはたたんだ状態で重ねてみます。


えーと、周りに映っているおもちゃなんかは気にしないでください。
ほんとはちゃんとした撮影台を使うか、フォトショで切り抜いて使う予定だったのですが
めんどくさいのでコタツの上で撮ってそのままです。

上からVAIO TypeG、ThinkPad X21、Dynabook SS 3020、PowerBook 2400、
PowerBook 100です。

占有面積はPowerBook 2400とDynaBook SS 3020がほかのものよりやや小ぶりで
厚さはAppleのものが厚く、Dynabookの薄さが際立ちます。

ではそれぞれのマシンの写真を。

まずはPowerBook 100。

9インチのディスプレイが今の感覚ではやけに狭く見えます。
でもこのPowerBookシリーズ(100、140、170)は現在のノートPCの
基本デザインを確立した記念すべきマシンです。

特にこのマシン出現以前はノートPCのポインティングデバイスで確立されたものはなく、
このように手前にパームレストを配置しその中央にトラックボールをおくというのは
まさにコロンブスの卵的発想でした。

また液晶画面が180度近く開くというのもこのモデルが最初ではなかったかと思います。

SONYが開発と製造にかかわったのは有名な話。

つづいてPowerBook 2400。

いまだに占有面積最小のApple製ノートPC。
この前のPowerBook 100がFPUを内蔵していなかったので
使えるアプリが限られていたのに対し、すべての作業がこれ一台でできる
これぞ私が求めていたMacintoshだぁぁぁぁ、と使い倒したノートPCです。

私にとって最後に買い、最後まで使ったMacです。

ちなみにこれはIBMの設計、製造。
こうしてみると私の買ったMacノートってどちらもApple以外が設計製造したものなのね。

DynaBook SS 3020。

私がWindowsに浮気して最初に買ったノートPC。
当時はVAIO 505以降薄型のギンパソが市場を席巻していました。
その中でも最薄のモデル。

Mactintoshとの文化の違いに戸惑いつつもやっぱりノートはWindowsかな、などと
思っていました。

デザインはなかなかよかったんですが、JISキーボードと、バッテリーの持続時間が
不満の種でした。

だってバッテリー、30分くらいしか持たないんだよ。
ま、あの当時のこの手のモデルは多かれ少なかれこんなもんでしたが。

そしてThinkPad X21。

デザイン、キーボード、ポインティングデバイスなど今でも一番好きなモデルです。
このままの大きさでDVDドライブを内蔵していたらまだ使っていたかも。

ThinkPadってこの大きさの2スピンドル機ってないのよねー。
Tシリーズはいいんだけどちょっとでかい。

で、最新のVAIO TypeG。

SONY独特のシュッとしたデザインが何ですが、スペック的には大満足。
DVDマルチドライブ内蔵でこの大きさ、この軽さ、このバッテリ持続時間はすばらしい。
フル充電しておけばマジで一日使えます。

無線LANとBlutooth内蔵はほんと便利。これからのノートPC必携の機能。
持ち上げたときの冗談みたいな軽さにはいまだに笑っちゃいます。

次に横から見たところ。

PowerBook 100。
こうしてみるとバランス良いですねー。
パソコンデザインの中でも十指に入る優れたデザインだと思います。

PowerBook 2400。
やわらかい丸みを帯びたデザインは当時のMacの中でも異色の輝きを放っていました。

DynaBook SS 3020。
とにかく本体が薄い!!

ThinkPad X21。
楔形の本体と丈夫そうなディスプレイがかっこいい。

VAIO TypeG。
こうしてみると本体はそれほど薄くないことがわかります。
しかし、この下敷きディスプレイが薄い!!
このモデルの軽さ、薄さはすべてこの下敷きディスプレイの
おかげではないかと思われます。

次にインターフェース。

PowerBook 100。
仮名キーボードですがJIS配列ではなくASCII配列です。
トラックボールも十分な大きさがあり、上下に配置されたボタンも使いやすいものでした。
インターフェースだけなら今まで使ったノートPCの中でこれを越えるものはないかも。

PowerBook 2400。
ダリの口ひげのようなボタンが良いんだか悪いんだか。
知らないうちに親指の付け根で押しちゃうことがありました。
トラックパットも個人的にはいまいち好きじゃなかったりします。
もうひとつ残念なのがキーボード。
JIS配列は嫌いだーーーー。

DynaBook SS 3020。
東芝のアキュポイントはやや使いにくいのですがトラックパットよりは好きです。
端のキーがやや小さいのとJIS配列がだめだめ。
次のThinkPadに買い換えた理由はJIS配列のキーボードとバッテリーの持続時間です。

ThinkPad X21。
ページアップやホームボタンなどすべてのキーが装備されたASCIIキーボード。
タッチもすばらしいです。
トラックポイントも使いやすいし、大好きなインターフェースです。

VAIO TypeG。
ASCIIキーボードはもう必須条件ですが、キートップの形状がちょっとへんてこで
ThinkPadと比べるとタイプしにくいです。
大きなトラックパットも誤動作しやすいので気を使います。
でも前のがよすぎただけでこんなもんかな。

最後に全部並べて見ます。

ん〜、こうしてみるとおんなじ様な大きさですねー。
別にこの大きさに決めてるわけじゃないんですが、その時々でほしいノートPCを選ぶと
こんな感じになっちゃうんですね。

PowerBook二機種はどちらも起動しません。
DynaBookは今でも現役で息子Bが使っています。

ThinkPadは常時動作サーバーとしてバリバリの現役。

あたらしいVAIO TypeGはこれからどんな活躍をしてくれるのでしょうか。